高野町議会 > 2015-06-23 >
平成27年第2回定例会(第3号 6月23日)

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  1. 高野町議会 2015-06-23
    平成27年第2回定例会(第3号 6月23日)


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    最終取得日: 2023-06-15
    平成27年第2回定例会(第3号 6月23日)                平成27年         第2回高野町議会定例会会議録(第3号)        第8日(平成27年6月23日 火曜日)          午前 9時30分 開議     第 1 一般質問     第 2 議員派遣の件について     第 3 委員会の閉会中の継続調査(審査)について 2 出席議員(9名)    1番 所   順 子         2番 﨑 山 文 雄    3番 下垣内 公 弘         4番 上 野 幸 男    5番 中 迫 義 弘         6番 中 前 好 史    8番 大 西 正 人         9番 松 谷 順 功   10番 負 門 俊 篤 3 欠席議員(1名)    7番 大 谷 保 幸
    4 事務局職員出席者   事務局長  奥 坊 恒 雄   書記    辻 本 香 織 5 説明のため出席した者の職氏名   町長        平 野 嘉 也   副町長       西 上 邦 雄   教育長       角 濱 正 和   会計課長      阪 田 圭 二   総務課長      下   勝 己   税務課長      中 谷 鈴 代   防災危機対策室長  井 上 哲 也   企画公室長     辻 本 幸 弘   福祉保健課長    上 江 良 幸   建設課長      山 本 剛 久   富貴支所長     南   明 人   消防長       中 西   清   教育次長      中 上 浩 貴   診療所事務長    中 尾   司   生活環境課長    松 本 嘉 文   産業観光課長    倉 本 文 和                午前 9時30分 開議 ○議長(所 順子) これから本日の会議を開きます。  会議録署名議員の大谷君が欠席しておりますので、会議規則第119条の規定により、議長において、8番、大西君を追加指名いたします。  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので、発言を許します。  6番、中前君。 ○6番(中前好史) 皆さん、おはようございます。  本日、私からの質問といたしましては2点ございます。一つ目は防災・減災計画及びまた復旧・復興計画についてでございます。2点目につきましては、歩いて学べるまちづくりについてでございます。  まず、一つ目の質問をいたします。防災・減災計画及び復旧・復興計画についてでございますけれども、昨今、他府県では異常気象により被害を受けたところもございます。また、メガクウェークが起こるかもしれないとの状況のことを聞いております。首都直下地震南海トラフ地震といった巨大地震が起きた場合、被害は220兆円、また死者は32万人にものぼるということも聞いております。これはすさまじい数字で、目にしたことがあるかと思います。また、私たちの高野町におきましても何が起こるかもしれません。道路の被害、また停電、水道管の破壊により、家庭が困ることだと思います。その後の復旧に備えての計画、また減災に対しての計画、住民がより安心できる地域のつながりや助け合いのための指導計画などを聞かせていただきたいと思います。よろしくお願いします。  2点目についてでございますけれども、歩いて学べるまちづくりについてでは、道標、道案内といいますか、散歩をすることにより風景を味わえるこの町でございますけれども、町を歩くことにより、人との出会いや構造物との出会い、また野山を歩けば草木や野鳥との出会い、これは生命を感じることができます。そのための道しるべを聞かせていただきたいと思います。  これは小さな意味では道路の標識等ありますけれども、またその町を歩くことによって、住む私たち、また観光客、また子供さんが、何かを感じて次に何かを学びたい、そういうことの出会いができるような道しるべという意味でございますので、どうぞよろしくお願いします。  後は自席でお願いいたします。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) おはようございます。よろしくお願いします。  私のほうからは防災関係について御説明させていただきます。  まず、防災・減災計画ということですが、高野町では災害から住民の生命、財産を保護するために、高野町地域防災計画を作成しています。この中では、町その他関係機関が取り組むべき各種業務が総合的に計画されています。そして、災害復旧についてもこの中で示されております。  まず、道路の復旧についてですが、これについては道路の管理者が行います。町道であれば町、県道、国道であれば国や県になります。ただし、県道、国道であっても、県・国の対応を待つ間がないような緊急なときには、必要最小限度応急復旧は町が行うことになっております。また、逆に町道の応急復旧が困難な場合などは、県に応援を要請するとされています。水道についての復旧は町が行うことになります。道路、水道、いずれも原形復旧にとどまらず、再度、災害が発生しないよう、それぞれ担当課が効果的、経済的な配慮を加え計画するものとされています。  停電の復旧については、関西電力が独自の計画にのっとり当たることになります。  次に、住民がより安心できる地域のつながりや助け合えるための指導計画についてですが、皆さんも自助、共助、公助という言葉はよく御存じかと思いますけども、まれに表現をかえて自助、近助、公助、共助の部分を近助、近いに助けるですね、というふうに表現されることもあります。共助というのはともに助け合うということなんですけども、それは近助、近所同士の助け合いでもあるということで、いざというときには御近所同士の助け合いが非常に大切になってきます。そういった信頼関係はそれぞれが日々の生活の中で築いてもらうべきものですが、町、公助としてできることは広報、また出前講座などで、住民一人一人の防災意識を高めていくこと、また自主防災組織の育成・強化を推進すること、こういったことに努めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 6番、中前君。 ○6番(中前好史) 答弁、ありがとうございます。  復旧についてでございますけれども、もし土砂崩れとかで道路が寸断した場合には、建設課がまず前もって崩れそうなところを調べておくとか、そういうことも今はされておるかと思いますけれども、その辺も少し聞きたいことと。  あとどのような計画をされているかということについてですけども、高野町全体の中でそれぞれいろんな業種の業者さんがいるかと思います。その中での全体的な打ち合わせ防災計画なんかも行っているかと思うんですけれども、それは年に何度行っているかということと、またもし建設業者の方にすぐに対応してもらうという場合の取り決めとかは、どのような計画をされているのか知りたく思います。  それと、あと近所の助け合いのことでございますけれども、もちろん住んでいる住民、私たちそれぞれが日ごろから助け合うための努力をせなならんのですけれども、最近、年齢もいっている方もおりまして、広報等ではわかっているんではないかということもあるかと思いますけれども、なかなか行き渡っているかというところまで行ってないと思います。その辺をきめ細かくするのはなかなか大変なことと思いますけれども、日々、町内会長さんを通じての話し合いをもっとしていただくとか、連合町内会長さんに集まっていただいて、招集をかけていただいて、このようなときにはこうしたらいいんじゃないかなという、その話し合う場をこれからもっとつくっていけば、年長者の方の安心にもつながるかと思いますけれども、その辺はいかがですか。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 井上防災危機対策室長。 ○防災危機対策室長井上哲也) 失礼します。  道路とかの予防、防止、ちょっと細かなことは私のほうでは実際把握はできてないんですけれども、建設課のほうでもそれぞれ鋭意取り組んでいただいているかと思います。  建設業協会と一応協定は取り交わさせていただいておりますので、いざというときにはその協定にのっとり、また応援していただけるような手はずにはなっております。  地域のことなんですけども、6月2日からうちのほうに防災危機管理監が着任しております。この方は和歌山市におられた防災を担当されてた方なんですけども、和歌山市のほうでもいろいろ出前講座であるとか、そういう部分を熱心にされてた方で、今ちょうどまず高野山という地域を知ってもらうためにいろいろ地域を来られてから回ったんですけども、今ちょうどまた出前講座をするに当たって資料を作成しております。また、近いうちに広報等を回させていただいて、御要望があれば地域のほうに出向いていろいろお話をさせていただきたいと思います。そういう中でまた一人一人が防災について意識していただいて、またうちのほうもそれぞれの地域のお声とかを聞かせていただいて、また今後どうしていくべきかということを考えていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 建設課のほうからは道路関係のことでございます。建設課のほうで災害関係にして行っておりますのは、起こってしまった災害に対しまして、災害復旧を一日も早くするということがメインになってございます。台風等々で一番多いのは、落石、崩土、それと木が折れて道路が寸断されるというようなことがよくあるわけなんですが、そういうときには道路、ライフラインの確保・復旧ということには全力を尽くして、即刻業者の方にも動いてもらうようにしております。  よく災害でありますのは、暴風とか大雨注意報、警報が出て、役場職員は防災危機対策室を中心に待機するわけなんですが、そう大したことが幸いなかった場合は、明くる日、いろんな現場のほうを見に回る。そして悪くなっている道路を直すというような手順になっておるんですが、その程度の災害の場合だったらそういうことでいいかと思うんですが、本当に大変な災害、地震が突然起こっていろんなところの道路が寸断されたとかというふうなときには、全然そういったことでは対応できないかと思っております。  そういったときには、ふだんの中で建設業協会5社の建設業者があるわけなんですが、できるだけふだんから5社でいろんなところに重機をちりばめて置いてもらうということは心がけております。そして、大変なことが、道路が寸断されたりとか、そういったことが起こったときには、何とか私とかが歩いてでも指示を出しに業者のとこへ行くというようなことをしています。そして、その後は何とかちりばめていろんな地域に置いてあります重機ですね。何か起こったときには機械がないと何もできないと思いますので、そういったところには迅速に駆けつけていただいて、まず道路を開いてもらうというようなことをふだんからの打ち合わせの中では協議はしております。  以上です。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 答弁ありがとうございます。  今後、そのような大きな災害が起きたときには、それぞれの課の職員の皆さんが一丸となって住民を助けるというふうに進んでいくかとは思いますけれども、その辺の打ち合わせなんかも今後進めていくということなので、またそういう計画ができていく時点において、住民の方にも安心を与えるために発表していけばいいかなと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。 ○議長(所 順子) 町長。 ○町長(平野嘉也) 6番議員御指摘の防災の件でございます。昨年度も台風等で避難準備情報等を出させていただきました。この情報に関しては賛否両論がありまして、災害が来てないのにそういう情報を出してどうするんだというおしかりもいただいたということでございます。  しかし、やはりスピードが肝心だと思いますので、次の日、また夜中ですね、そういった災害が起こるおそれがある場合に、あらかじめ職員を招集しとかないといけない場合とかいろいろございます。暴風雨が来たり、またその一番ひどいときに避難してくださいというのは、とてもじゃないけど余計危ないというふうにこちらは考えておりますので、今後、やはり気象庁が発表する、また県から来る災害情報、そういったものを参考にしながら、また夜間、土曜日、日曜日、祝日とか、そういう日が絡むようであれば、あらかじめ前もって行政のほうは動いていきたいと思っています。またその動きによって住民の方々を誘導するということもこれからは必要になってくるかなと思います。いずれにしても空振りを恐れずに災害に対してはやってまいりたいというふうに思っております。  また、マニュアルは防災室を中心につくっておるわけですが、マニュアルどおりに行かない場合もございます。あらゆるものを想定した中できめ細かいマニュアルを今室長、また管理監のほうで再度見直してやっておる最中でございますので、マニュアルが100%確実にできておりましても、本来の災害が来ればそれが1%しか役に立たない場合もあるかもわかりません。でも、どういった形で対応できるかいろんなものを想定しながら、今後、知恵を絞ってしていきたいというふうに思っております。  その中で、役場の機能が災害のときにいつ発揮できるかというのも、それも今後の課題だと思っております。室長が言われたように、自助、共助、公助、自助、近助、公助というところもやはり比率ですね。やはり私自身、公助も必要かと思いますが、最後に来るのはやはり公助。まず自助、そして公助、近助が連帯となして活動がうまくいくようにしていかなければならないということを、行政が支援、今後はしていかなければならないというふうに考えておりますので、町内会単位、また消防団単位とか、そういった中での自主防災組織というのを今後行政がどれだけ支援していけるかというところをしっかりと考えてまいりたいと思いますので、どうか議員におかれましてもいろんな御指導をいただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 御答弁ありがとうございました。  今、町長からも答弁いただきまして、また何か気づいたことがありましたら、その都度問いかけていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  続いて、歩いて学べるまちづくりについてということで、また答弁をお願いいたします。 ○議長(所 順子) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長倉本文和) おはようございます。  御説明させていただきます。歩いて学べるまちづくり、主に道標、道しるべということをお聞きしまして、それについて御説明させていただきます。  道しるべといいますか、観光案内板になるわけですけれども、高野山内の案内板、それから解説板は、高野山開創1200年に向けまして、県の補助金を活用しまして金剛峯寺とともに整備してまいりました。平成23年度の奥の院の崇源院供養塔ほか大滝葵井戸等、また24年度は金剛峯寺前の説明板、それから25年度は山内の誘導板を改修、また新築してまいりました。  広い意味で教育的なものをということでありますが、設置する際はわかりやすくということに心がけ、それからまた観光客の人に興味深く、また関心を持ってもらうものにつながっておると考えております。  それで、平成26年度、去年ですが、山内の主たる誘導板を35基、286万円、うち金剛峯寺2分の1で改修を行い、それとは別に伽藍と奥の院等の金剛峯寺境内の解説板については、詳しいものは金剛峯寺で作成していただいております。  また、本年度ですが、特に古道といわれる高野街道、京大阪道、それから橋本市から奥の院へ通じる黒子道、それから小辺路、また相ノ浦道及び相ノ浦のトガサワラの解説板等、皆様方に関心を持ってもらえるようなものを、予算150万円で作成する予定でおります。  古道におきましては、現在、「日本歩く道紀行100選シリーズ、歩いておきたい1000の道」というものに、高野山周辺の5ルートの登録申請を行っておりまして、案内板、また解説板を設置することによりまして、一層の利用者の増加につながるとともに、安全に利用いただけるものと考えております。  また、その他の古道としまして黒子道でございますが、来年度、NHKの大河ドラマ「真田丸」が放映されまして、それに当たり戦国和歌山キャンペーン事業として、また世界遺産追加登録を見据えて、豊臣秀吉が馬で駆けおりたといわれるこの道を、産経新聞社とタイアップして、女人道めぐりハイキングなるものをしてはどうかという予定もございます。  高野町内においては、古道や建造物の解説板は他と比べましてかなり充実しておるものと認識しておりますが、高野山内から女人道へ入る道も多く、看板が必要な箇所もまだあるかと思います。住民の皆様、観光客の皆様に関心を持ってもらえるような、そのような機会が増えるように、必要な箇所があればまた今後設置も随時検討していきたいと考えておりますので、御了承賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 御答弁ありがとうございました。  私もよく町中を歩くわけですけども、いろんな表示板、また案内板によりまして、行き先なんかはよくわかるようになったと思います。また、色合いにつきましても、高野町にマッチしたよい色合いの看板でございます。  その中で、例えばですけども、千手院の信号の近くのところの少し休憩できるようないすがあります。そこへ座ったときに、町石のことの説明なんかもふと目の前にしたときに、これはなかなかいい表示やな、目印やな。それを見ることによって、この町に何かまたもう一つ愛着といいますか、一つ求めたいものができるような気がしました。  その中で、千手院のとこだけじゃなしにほかのいすを設置して休憩できるところがあれば、そこでその場所でなくてもここに行けばこういうものがありますよ、これだけの歴史があるものがありますよと、そういう誘導していただいたら、またそちらのほうへ足を向けさせてもらうことができるかなということも思ったわけです。  先ほどまた町石道、また女人道の表示も必要であろうというお話を聞かせていただきましたので、またその辺はここをもっと充実したらいいんじゃないかなということを伝えていきたいとは思います。  それと、歩いて楽しい魅力再発見の旅という、大変見て勉強になるようなものがつくられているわけですけれども、これを見た中で、これを見れば子供さんなんかも、一つのお地蔵さんに対しても興味がわいてくるとか、それをまた一つめくると、ああこの武将はこんな人だったのかなとかそういうことも、歴史的なことも何か歩く中で学べるんかなと思ったりするわけです。  この場所に看板設置は必要ではないんかなと言う人がいるかもしれませんけれども、子供さんが歩く中で、ふと立ちどまって、こういう方なんだな、この建物はこういう意味があるんだなとか、そんなことを何か充実できるようなものを一つずつ、一遍ではないですけども、そういうのを増やしていただけたらいいんじゃないかなということの道しるべという意味も今日は問いかけさせていただきます。その辺、少し何かありましたら、よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長倉本文和) 歩いて学べるまちづくりということで、その道標に限らず、産業観光課としましても、周辺古道の昨年はガイドブックをつくっております。また、今年は手仕事の関係の学べるようなパンフレットの作成も考えております。そういうものを活用していただけたらと、また当課としましてもPRに努めてまいりたいと思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 中前君。 ○6番(中前好史) 御答弁ありがとうございます。また、気づいたことがありましたら、担当の方とお話しさせていただいて、提案までは行きませんけども、いろんなこんなことを住民が思ってますよということなんかを伝えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上、答弁いただきましてありがとうございます。質問を終わりたいと思います。失礼します。 ○議長(所 順子) 9番、松谷君。 ○9番(松谷順功) 皆さん、おはようございます。  私は、凌雲団地、桜団地についてでありますが、まず公営住宅法、それから公営住宅施行令、高野町管理条例の設置及び管理条例についてから始めたいと思います。  まず、公営住宅法です。公営住宅の目的としまして、第1条に、この法律は国及び地方公共団体が協力して、健康で文化的な生活を営むに足りる住宅を整備し、これを生活に困窮する低額所得者に対して低廉な家賃で賃貸し、または転貸することにより、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするというふうに書かれております。  それから、修繕のことを聞きたいわけですが、修繕の義務としまして、第21条に、事業主体公共住宅の家屋の壁、基礎、土台、柱、はり、床、屋根及び階段並びに給水施設、排水施設、電気施設、その他国土交通省令で定める附帯施設について修繕する必要性があるときは、遅滞なく修繕しなければならない。遅滞なく修繕しなければならない。ただし、入居者の責めに帰するべき理由によって修繕する必要の生じたときはこの限りでないという文章があります。
     それから、33条に公営住宅監理員、監督の監です。第33条に事業主体公営住宅及び共同施設の管理に関する事務をつかさどり、公営住宅及びその環境を良好な状態に維持するよう入居者に必要な指導を与えるために、公営住宅に監理員を置くことができる。公営住宅の監理員は、事業主体の長が職員のうちから命じるという文章があります。  それから、管理に関する条例ということで、48条に、この事業主体は法律で定めるほか、公営住宅及び共同施設の管理について必要な事項を条例で定めなければならないということで、高野町条例があります。  それから、家賃の算定の方法のところに、耐火構造物の場合は70年使用せないかんというようなことがあります。それから、家賃や修繕費についての算定基準もあります。  それから、共同施設の種類としまして、通路、駐車場、広場や管理事務所ということも書かれております。  その中で、公営住宅法の目的を達成するために法律や施行令、それから施行規則高野町営住宅設置及び管理条例施行規則がありますが、現状、この二つの住宅ですね。この法律の目的を達成しているんだろうか。あまりにも多くの修繕箇所、管理されていないところがあるのではないかと。要望や苦情に対しましては建設課で対応いただいていますが、建物の耐用年数、耐火ですから70年に対して、どうこれから管理して、修繕しながら維持していくのか。維持していかなければなりません。  そこで、耐用年数の長い、30年近くある桜団地、凌雲団地について質問をしたいと思います。  質問は自席で行いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 公営住宅の管理、修繕等々についての御質問かと思います。  公営住宅のほうでは、今議員御指摘の住宅監理員、監督という字を書くほうの監理員と、管理人というようなことを条例の47条で定めておりまして、まず現状はどうかといいますと、監督という字を書くほうの監理員というのは、町職員の中から町長が任命するというようなことになっておりますが、特段、条例はそうなっておりますが、条例の中では任命証を発行して職員を任命するというふうになっておりますが、任命証は発行はしておらず、ただ辞令をもちまして住宅の担当者という任命にかえて建設課のほうでは住宅担当者というのは2名を設置しております。  その2名の職員は、家賃の徴収を初め、滞納整理のこと、あとは修繕関係にしましては、住宅入居者の皆さんからのいろんな修繕ですね、個人の傷めたものではない、役場が直さなければならないというような修繕に関しては、報告を受けて修繕に当たっております。  もう一つの住宅管理人というのは、必要であれば町長が任命することができる、住宅に入っている方の中から任命するというようなことで、任命する、置くことができるというふうに条例になっておりまして、高野町では置いておりません。まず、住宅監理員にしろ、管理人にしろ、住宅の不具合ですね、修繕箇所等々のことをふだん見回っていただいて、報告をいただくというような役割の方かと思いますが、何分高野山の上にある公営住宅につきましては、ほとんどの入居者の方が顔も知っているというようなことから、いろんなことがあればもう直接建設課の担当のほうに不具合の申し出は連絡等々はいただいております。  また、それぞれの住宅の中におります町内会長さんですね。大規模なものについてはその町内会長さんを通じて建設課のほうに連絡をいただいておりますので、管理人というのは置かなくても、何とか対応はできてるんじゃないかと思っております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、先に住宅監理員の話が出てしまいましたが、監理員というのは、町長任命するという形になってます。町長が任命されてないという今お話でしたが、要するに辞令をもってそれは任命されたという形をとっているようなことなんですが、町長にその辺を後でお聞きしたいと思います。  それから、町長は住宅監理員の職務を補助させるために、住宅管理人を置くことができると書いてるわけです。置くことができるんで置かなくてもいいわけですが、その管理人の仕事として、町営住宅の管理を受けて、修繕すべき箇所の報告と入居者との連絡事務を行うということなんですが、この連絡事務を行うという方が一応おられないということになっているわけです。入居者から連絡があった場合に対応していくと、そういう今お話があったわけですが、町長、どうお考えでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 松谷議員御指摘の、高野町営住宅設置及び管理条例の件でございますが、町営住宅監理員、監督の監ですね、監理員は、先ほど建設課長が言いましたとおり、建設課の職員の中で辞令をもってその任務に当たらせておるというのが現状でございます。また、47条の3項の住宅監理員の職務を補助させるために町営住宅管理人を置くことができるというようなことを御指摘だと思うんですが、今現在、町内会、また住居されている方と担当の職員等が綿密に連絡をとり合って状況確認というのをしておると思いますので、この現状を続けてまいりたいと思っております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 今、そういう御返答でした。要するに、住民と直接という形をとられているということでございます。  ちょっとさかのぼるんですけど、申しわけないんですが、その後、出てきますのが住宅監理員の問題から町営住宅の設置につきまして、第3条に、本町に町営住宅及び共同施設を設置し、その名称及び位置は別表のとおりとするということで、桜団地です。これは多分地籍は終わってると思うんですが、伊都郡高野町大字高野山20番地の6となっておるんですが、ここに2棟あるわけですが、問題はないんでしょうか。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 桜団地の場所でございます。全体としましては桜ヶ丘というようなことからあの一体があるわけなんです。それで、分譲されているほうにつきましては、以前からいろいろ20番地の何というふうなことで地籍調査を行う前からほぼ地籍調査をした後と同じような地番がついているということになってるんですが、桜団地につきましては、1号棟、2号棟という二つがありまして、当初、あの団地ができましたのは昭和60年に完成しております。そのときにはあの二つの場所の位置は20番地の6ということで、条例にもそのようになっておるかと思います。  しかし、実際に1号棟ができて、その次に2号棟ができたときに、20番地の6というのと、20番地の7というふうに二つの番地が現在そのままついていると思います。しかし、あの場所も地籍調査を数年前に完了しまして、新しく地番を設置しております。番地につきましては、そのまま今までの番地を使ってもらってもさほど問題はないかと思うんですが、せっかくできました地籍調査でございますので、その後は場所の1号棟につきましては20番地の138というふうな番地が地籍でついております。2号棟につきましては20番地の137というふうになってございます。現在のところ、条例のほうでは20番地の6というふうに1本になっておりますので、速やかに条例のほうを改正して、番地によります混乱がないように、条例の改正は近いうちに実施したいと思っております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 条例の改正をせなあかんということで、マイナンバー制度も始まりますので、住所の変更のほうをよろしくお願いしたいと思います。  それから、21条なんですが、高野町住宅設置条例21条なんですが、修繕費用の負担ということで、町営住宅及び共同施設の修繕に要する費用、畳の表がえ、破損ガラスの取りかえ等、軽微な修繕及び給水栓、その他附帯設備の構造上、重要な部分の修繕に要する費用を除く以外は町の負担とするというふうになっているわけですが、まず桜団地でガラスの割れがあると。ガラスの取りかえの対象になっているのが個人持ちになっているわけですが、ガラスの割れがあるというそういう問題が一つあるわけです。これは昔のワイヤー入りガラスと、今の防火設備なんですが、これにつきまして、負担させるのかどうかということを一つお伺いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 桜団地の割れている窓ガラスですね、ワイヤーが入ったベランダのですかね。窓だと思います。先日ちょっと連絡もあったものですから、うちのほうで今手配をしまして、それは個人の責任によるものではございませんので、公費で直すような段取りでもう手配のほうは今しておるところでございます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) まず桜団地ですが、いろんな問題点があります。要するに石積みに割れがある、これは数カ所あります。国道31号線沿いから見たわけですが数カ所あります。それから、2号棟への階段部分がかなり大きなクラックが入っております。割れが入っています。それから、通路に地盤沈下があります。それから高圧ガス収納庫に傾きがあります。これはLPガスが800キロ入ってます。それから、2号棟の樋に詰まりがあります。これで金物が外れ、雨漏りがすると。上からもどんどんどんどんオーバーフローしてくるということです。  それから、2号棟の南側の基礎と壁面と、基礎と壁面はつながってるわけですが、その間にシール材のようなものがクラック状に出ていると。会所のふたに穴があるとか。1号棟への階段部分のノンスリップ部分にタイルのはがれがあるとか。いろいろ全体的に階段部分にクラックがあるとか。要するに、非常に再塗装の必要性があるというような状況になっているわけですが、今まで何年間、要するに再塗装されずに、また整備されずに置かれているんでしょうか。非常に問題点が多いと思うんですが、その辺、建設課長、いかがでしょうか。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 町で管理しております高野町の公営住宅は全部で7住宅で、戸数にしまして242戸の公営住宅を管理しております。それで、今までいろんな不具合もあったりとか、修繕の箇所があるというようなことで、入居されている皆さんからは、いろいろ毎日のようにいろんなことを聞いておりますが、その都度、すぐに対処できるものはしたりというふうな対応をしておりますが、なかなか数も多かったり、その場だけの修繕で解決できないようなことというようなこともありまして、なかなか思うように進まず、入居されている皆さんにはかなり御不便とか、不具合は生じているようなことかとは思っております。  それで、今お尋ねの桜団地でございますが、あそこは昭和60年の完成でございまして、60年でございますので耐震診断は56年の基準なので、そこはクリアできております。あと、耐火というようなことにつきましては、耐火構造ということで、耐用年数は70年ということになっております。昭和60年ですので、あとまだ30年ぐらいは耐用年数がありますので、何とかその間、もたさなければならないと思っております。  今議員御指摘の数々の不具合のところもありまして、一つ一つ対処できればいいんですが、何分もう全体的に傷んでいるということもありますので、一度もう建ててから30年もたっておりますので、少し改修ですね、計画的に大規模改修というようなものですね。順次計画的に、もし予算がお認めいただいて、計画のほうがうまく立てれるんだったら、順次計画的にいろんなことの修繕を行っていかなければならないような年数がたっているのかなとは思っております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) ありがとうございます。  今、計画的に改善をしていくというふうなお話がありましたが、直せるところ、すぐ直せるところもあります。その辺のところは即改善していってほしいと。例えば、タイルの問題であるとかということはすぐできると思います。  ただ、心配なのは、一つこの高圧ガスの収納庫に傾きがあるというのが心配なので、この辺のところを早急に一度検討をお願いしたいというふうに思います。  続きまして、高野町高野山26の5、凌雲団地についてですが、これも同じように地盤沈下が各所で見られます。それから、通路等、共同施設の排水等、附帯設備にも問題点がたくさんあります。要するに沈下による問題点があります。放置されている車もあります。ナンバーのない車ですね。それから、樋や軒先に草や小枝が生えている部分もあります。これは多分樋の掃除ができてないんだろうと思います。  これは建設課長には報告、連絡済みですが、1号棟の3階のUさんから、ベランダの軒天、これは下地は打ちっ放しコンクリートになっているわけですが、これを吹きつけているわけですが、母体とともに塗装が剥落している。要するにもともとのコンクリートと一緒に落ちているよと。少しではありますが鉄筋も見えております。建物全体が、1号棟だけではないんですが、建物全体の雪どめの下に、剥落している部分が連続していると。また、下階にも同じような状況が見られるということで、これはコンクリートの劣化によるものか、雨漏りによるものかははっきりしませんが、洗濯を干す日に干すことができないというような苦情があります。これに対しまして、課長、どうでしょうか。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 凌雲団地につきましても、完成したのが昭和55年でございまして、耐火構造にはなっておりますので、耐用年数は70年ということになっておりますので、桜団地同様、あと30年程度は何とかもたさないといけないかなと思っております。  それで、数々の不具合もあるわけでございまして、先日、議員のほうからも今おっしゃっているベランダの上の部分ですね、不具合があるというのはまた行って確認もしております。その部分だけを直せばその方は済むと思うんですが、どう見ても全体的に凌雲団地の全戸にわたって同じようなことになっているというようなことも確認しております。  幸いですが、今年当初予算のほうでお認めいただいて、凌雲団地7棟の耐震診断をするような予算を見てもらっておりまして、間もなく始めたいと思っております。そのときに耐震診断をしていただく設計会社、そこにちょっとお願いをしまして、凌雲団地につきましてももう30数年たっておりますので、計画的に直さなければならないところはちょっと手をつけていかなければならないかなというふうに思っておりますので、また上司と相談しまして、予算の範囲内でできるものならしなければならないかなというふうには考えております。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 対応していただけるということですが、要するに生活に困っているんで、できるだけ早く仮の対応だけでもしてほしい。まず、落としている分だけ落とすとか、その対応をしてほしいと。排水が悪いという話もあります。  ですが、ちょっと私図面を見てみたんですが、なぜそのようになっておるんかなというふうに思ったんですが、要するに屋根は防水を何層かしてるわけですが、平ぶきになってます。雪どめのあたりのところが連続してるというのはどうも雨漏りの可能性もあるんではないかなというふうに思います。  それから、各階のベランダですが、防水が防水モルタル仕上げになってます、設計が。防水モルタル仕上げとなってます。防水モルタル仕上げとなりますと、無機質の高分子でエマルジョン系の有機材、有機質のものを混入して防水性能をもたせているものであって、安価であるが非常に防水性能は低いというふうに言われてます。ですから、設計のところもちょっと見てほしい。同じような施工をして塗装をやり直しても、また同じ結果になる可能性があります。その辺も含めてお願いしたいと思います。  以上ですが、私が思うのに、管理人を適正に配置してれば、もう少しこのような現状に、凌雲団地につきましては一度塗装をやりかえてると思うんですよ。管理人を適正に配置しておれば、計画的に点検してくれておれば、現状のような形にならないんではないかなと思うんですが、町長、いかがでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 議員御指摘の件でございます。先ほどから公営住宅の件で質問いただいておるんですが、ぶっちゃけて言えばお金があれば全部建てかえたいというのが本音ではございます。しかしそういうわけにもいきませんので、いろんな耐用年数と相談しながら、そして安全に住んでいただく、そこに住みたい、またそこで育てたい、そこでずっと暮らしたいというような環境を少しでも整えてまいりたいと思います。そのためにやはり優先順位をつけて、危険なところというのを今後担当課のほうでしっかりと住民の方とお話ししていただいて、対処してまいりたいというふうに思っておるところでございます。  それと、議員御指摘の管理人の配置については、初めの答弁と同じにはなりますが、担当職員と、また住民の方、それと町内会長さんとともに連携をとって、今後も進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 松谷君。 ○9番(松谷順功) 要するに健康で文化的な生活を営むに足りる住宅にしてほしい。それから、国民生活の安定と社会福祉の増進に寄与することを目的とするという公営住宅法の趣旨を守っていただきまして、ぜひ改善のほうをよろしくお願いしたいと思います。設計のほうの見直しもよろしくお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(所 順子) しばらく休憩いたします。  40分からです。            午前10時27分 休憩            午前10時40分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、会議を進行します。  続いて発言を許します。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 一般質問の機会を与えていただきまして非常にうれしく思います。一般質問におきまして、今何が一般質問するのに必要かということを考えさせていただきました。そうしますと、やっぱり診療所の問題についてお伺いするのが一番いいのではないかと。この点に絞りまして質問をさせていただくわけでございます。  診療所の改善、改革は必要であるという建前から私は質問をするわけでありますけれども、この診療所は現状のままでいいのか。もう少し考えていかなければならないのか。そういうことについては考えているんだと。入院できる施設、あるいは多機能を有した診療所をつくっていくというお考えはあるのかというようなことからお伺いをするわけです。  これについては2点あります。今は高齢化社会でありまして、間もなく超高齢化社会が訪れます。その超高齢化社会を過ぎますと、次はどんな社会が来るかといったら、多死社会というんです。多く死ぬ社会、こういう社会ができてくるんですね。その次は何かといったら、その次はもう平均寿命というんですか、それをオーバーしますのでそこから向こう生きるということは恐らくできないでしょう。いわゆる多死社会というのがここに出てくる。そうなってきますと、一番大事なのは病院であります。診療所であります。  老人の多くは臨床というんですか、自分はやっぱり病院で死にたいと、そういうことを言われるんで、それにこたえていってやらないかんのではないかと、こんなふうに思うわけであります。  もう一つは、町長がよく施政の中でも言われるわけですけれども、今回においてでもトラベル誌におきまして、外国人の観光客が増えてくるであろうと。先日申されましたのは、ナショナルジオグラフィックのトラベル誌ですか、これについて高野山が紹介されております。これを見て、外国人が増えてくるであろうと。また、友好姉妹都市に呼びかけをいたしまして、国内外の交流を進めていきたいと、こういうことでありまして、外国人観光客が増えてくるであろうということが想定されます。  一つに町民のために病院、あるいは診療所の充実化。もう一つは外国人の観光客が増えてくる中でやはり病院というものは非常に大事な施設であるとこのように思われます。  外国人に向かって言うのは、高野町においては観光資源が十分ありますよ、たくさんありますよ。四季折々の景色も変わりますよ。空気は非常にきれいですよ。それじゃあ、水はと、水はもうがぶがぶ飲んでいただいても、ピロリ菌かな、胃に定着する菌はありませんよ。水はもうごんごん飲んでください。それじゃあ食事はどうか。食事も十分対応できますよ。それぞれの国においては、食べられるもの、食べられないもの等がありますけれども、そういったことの配慮も十分できますよ、これが今の高野山の実態だと思います。じゃあ、ホテルはどうか。外人ですから泊まるところのことをホテルと言いますが、ホテルにつきましても高野山においては十分ですよ、配慮できます、そういう配慮はできておりますよ。最後に言われるのは何かといえば、病院はとこうなるんですね。病院はありません、こない言わざるを得ない。  これは極端な今言い方をしましたですけれども、やっぱり診療所、病院というのは大事な場所でありまして、もしこのトラベル誌に高野山観光については全てクリアできて非常にいいとこだという話の中で、病院はないというようなことがそこに書かれたとしたら、このイメージはもう180度転換、ひっくり返るような格好でだめになってしまうんではないかと、こんなふうに思います。  そういう2点から次のように質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  平成27年度の施政方針、これは広報を見ましたんですけれども、広報にも6月の定例会の町長の提案説明、施政方針ともいえる中に、高野山の総合診療所の運営に関しては何も触れていなかったように思うわけでございます。それはなぜなんでしょうか。町長は、高野山総合診療所の運営については、現状の維持でよいと考えておられるんでしょうか。それとも、改善を考えておられるんでしょうか。もし改善、改革を考えておられるんであれば、建設的なというんですか、実効ある説明をお願いいたしたいとこのように思うわけでございます。  少し重複しますが、私は高野山総合診療所を改革、改善していかなければならないとこのように思っております。それは75歳以上の高齢者が今後10年間で急増し、深刻な医療介護サービスが不足に陥ることは必至であります。高齢社会を通り越して、先ほど申し上げました多死社会、まだこの言葉は新しいんでありますけれども、多死社会に突入するであろうと考え始められてきております。高齢者の平均寿命などといった死亡者が死亡する可能性が多くなるという意味合いであります。高野町の住民を守るはずの医療機関は、果たしてこれでいいとは思われません。  高齢化社会の次に訪れるのが多死社会で、社会学の中での話としては臨床哲学が立ち上がってくるんではないかとこのように想像されるのであります。今や高齢者の多くは自分の臨床は病院で、病院で死にたいとこう願っているのでありまして、私もこれには共感するわけであります。高野の高僧、今も健在でおられますが、少し私と一緒にその部下で仕事をしたことがありますので、私のことをふうやんと、こういうような物の言い方をします。年寄りは病院で死にたいと言うとるぞと、病院をちゃんとしなさいとこういうことですね。こういうことを言われておりました。そういうことになれば、わしも考えておるところであると、そのことはここで記録に出ますので申し上げませんけれども、少しぐらいの援助はするぞというような意味が含まれておりました。  高野町においては、総合診療所、病院はますます地方創生にあわせて整備していかなければならないと、このように思うわけでございますが、町長の考えはいかがなものでしょうか。外国人観光客の誘致と施政としている町長、観光、環境整備は進んではきていますが、病院、多機能診療所はないのであります。こういうことでお伺いするわけでございます。  これもちょっと古い話になりますが、去年の4月、町長がまだこの席に着いておらないときだったと思いますが、高野町に今一番必要なのは何か。これは町長も高野山病院から高野山診療所に移ってきた経過というものを十分知った中での発言だろうと思うんですけれども、高野町に一番必要なのは何か。医療の再生だと、このように言われております。私のそのとおりだと思って、今日ここに質問をさせていただいてるわけでございます。どうか、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  2番議員の御質問、町長にということですが、私のほうからまず現状の御説明をちょっと簡単にさせていただきたいと思います。  以前からの繰り返しになりますが、そもそも診療所になったという経過につきましては、入院の患者さんが減ってきたというところと、それによって経営が苦しくなってきたというところもございます。  それと、先ほど議員がおっしゃられました病院で死にたいという方が多いということですが、今どうなんでしょう、世間一般にといいますか、私が聞く範囲では病院で死にたいというよりも、天寿を全うして自宅で亡くなられたい、亡くなりたいという方が多いように理解しております。俗に言う「ぴんぴんころり」と言いますけれども、死ぬまで元気で自宅で天寿を全うされたいということが多いんじゃないかというふうに理解をしております。  病院で死ぬということイコール病に倒れるということですので、できれば死ぬまで元気で天寿を全うしていかれるような健康づくりですとか、あと病気を早期に発見するような取り組みというのが診療所として必要な取り組みではないのかなと考えているところでございます。  それと、現状のままでいいのかという御質問ですが、院長ともいろいろ話をするんですが、現体制、医師2名の中では今の昼間の診療を確保する。夜、診察を希望される方も多いんですが、何より昼間、今60人、70人の患者さんがお越しになります。そこを最重点として対応していくということで、現在のところは平日の昼間に重点を置いて、当直につきましては観光客の方が多い土曜日を重点的に埋めていこうという形で、いろいろな関係機関のほうの御協力をお願いして、現に御協力いただいているところでございます。  議員おしゃるように、今後超高齢化社会が進みましたら、医療だけではなくて、介護ですとか、保健ですとかが一体で、地域で暮らしたい方が住みなれた地域で暮らし続けていけるという仕組みをつくる必要があるということで、診療所としましても、公立の診療所ということで、今言われてます地域包括ケアシステムというところの一翼を担う必要があるというふうに考えております。  医療だけではどうしようもない部分もありますけども、介護ですとか、福祉ですとか、保健等と連携をしながら、そういう仕組みづくりに積極的にかかわっていきたいと思っているところでございます。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員の御指摘の高野山総合診療所の件でございます。病院から診療所になりました経緯の件でございますが、新しい議員さんもおりますので、若干、私のわかる範囲で説明させていただきたいと思います。  ちょっと年度はもう忘れましたが、私が病院に勤務しておるときに、役場当局のほうから、診療所にするのでどういった診療所にしたらいいのか、目指すのか考えなさいという宿題を役場のほうからいただきました。当時、副院長先生、私、院長、看護師長等を交えていろいろ議論をして、やはり将来的に小規模多機能な診療所を目指そうというようなことでございました。交付金の関係から、ベッド数というのを検討した中で、最終的に今の状態を当時の議会のほうで承認されたわけでございます。  それと、議員御指摘の医療の再生が大切だというようなことで、私も就任当初から県立医科大学初め、地域の医師会、また地域医療振興協会、そして日本の医学会の頂点です、頂点の医学会長にも会ってきました。そして現状も報告して、何とか高野山のたくさん訪れるこの地に医師をというような認識は、いろんな方面で持っていただいておるというのが現状でございます。  しかし、病院にするというのは、多分議員の先生皆さん、もう不可能というのはわかっていただいておるというふうに思っております。一度病院であったものを診療所に落とすということになると、今度病院にしていくとなると、新たな施設基準というものがございまして、そのハードルは非常に高くございます。病院から診療所に落としたという当時の判断から考えますと、それを病院にするというのは非常に難しい。さてこれをどうしていくかということが問題であります。  社会の中で、先生おっしゃられたように、病院で死にたい、亡くなりたいというような方もおると思うんですが、病院で死にたいと思わせる社会をつくった国自体が僕は悪いんだと思っております。自分自身、小さいときにおじいさんがおったんですが、自宅で亡くなりました。ちょっとおかしいなということで、当時の高野山病院の先生に来ていただいて、もうそろそろやねというようなことで、最後、多分アドレナリンだと思うんですが、エピネフリンを注射していただいて、それで天寿を全うした。僕はそれが非常に思い出に残っております。自分の家で最期までおりたいと言うた自分のじいさん、やはり自分の家の畳の上で死にたいという、そういった社会を続けてこられなかったこの日本というところに非常に問題があったんではないかなというふうに思っております。それが今の医療費の膨大でもあり、介護の薄さというのに発展してきておるように思っております。  うちの総合診療所で、それでは今後どうしていくかということなんですが、これも当初から言っておりますが、小規模多機能の診療所にしていきたい。またあの2階をどういうふうな形かにして使っていきたい。これはまた大西議員からの質問もあると思いますが、いろんな方々が来て、会話もし、そして治療に手助けできるようなものに対して使えないかということをこれから考えてまいりたいと思っておるところでございます。そういった考えをしなさいというふうにも病院のほうにも指示しておるところでございます。  あわせて、医師の確保にも努めております。現在、1名の先生、金曜日には来ていただいております。また、名前は伏せておきますが、あと1名、金曜日等に可能であったら行ってあげるよという先生もおられましたが、うちの診療所等のマッチングがうまく行かずに、今その話は継続というふうな形になっておるところでございます。  いろんなところで高野町に対する和歌山県内、また地域医療振興協会、また日本医学会の先生方が気にかけていただいておるこの状況にまで持ってこれたというのは、非常に私としてもうれしいことだというふうに思っております。今後も引き続き県立医科大学等初め、市民病院、医師会、関係機関にいろんなお願いをしてまいりたいと思っております。  また、最近の話題でございますが、日本全国中病床数を減らしていくというようなことも国の方針で流れてきております。和歌山県でも病院のベッドの数を減らしていく、それは最終的に地域包括ケアシステムをしっかり構築するための方向性だと思います。本町といたしましても、この地域包括ケアシステム、自宅で天寿を全うできる、そういったものをしっかりとできるような体制に持っていくのが国の流れであると思いますし、あくまでも病院というところ、診療所というところは治療をするところであります。そこで天寿を全うすると言うていただく信頼感を得ておるというのは非常にありがたいことなんですが、できるだけ過ごされた環境の中で天寿を全うしていただけるような医療行政、また福祉というのをしてまいりたいというふうに思っております。  それと、議員御指摘の新年度に向けた施政方針という中で、27年4月24日発行の広報、これは抜粋になっておるんですが、広報担当のものに私の議事録を皆ぱさっと渡して、議事録を皆載せてくれへんかいというふうなことを言うたんですが、ちょっと町長、量が多過ぎて困りますということで、広報のほうでお任せをして記事にしていただきました。結果、議員御指摘のように医療のことは載っておらなかったんですが、3月3日の第1回定例会のときには、和歌山県立医科大学を初めとする医療機関の協力で、夜間の救急態勢を確保でき、それに加えて法会期間中の週末等に放射線技師の応援も医科大学にしていただくようになった。また夜間の当直する中でレントゲン、CTを活用していくためということと、医療に関しては引き続き交渉しており、また休職中の先生への支援もしっかりしておりますというのをしっかりと提案説明の中で言わせていただいております。
     自分もこの医師の問題、医療の問題、最終的に高野町がどういった方向性の医療行政をしていくかというところを、また高野山総合診療所の院長先生、またスタッフ、現場の考えというのも非常に大切でございます。現場の士気を下げるわけにもいきませんので、現場の先生たちの考え方、また住民のさらなる考え方、そして国の今後の医療に対する、また福祉に対する方向性、そういったものを全て考えて小規模多機能診療所を目指してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 今、事務長並びに町長のほうから答弁をいただきました。その中で入院患者が少なくなってきたんだと。少なくなってきたのは、少なくなってきたさかい診療所にしたのか、少ないような状況の環境であったために少なくなってきたのか、そういうこともやっぱり考えていかないかんのではないかとこのように思います。  自宅で死にたい、天寿を全うしたい、これは当然のことであります。健康で長生き、そして安楽死。これは私の心情でありまして、ゲートボールの中でも老人の皆さんに言うのはそれであります。健康で長生きしてくれよ、お迎えの3日前までゲートボールしょうれよ。山内で1号が出まして、そこの家族の人に言われました。﨑山さん、そう言うていただいたけど、せめて5日間ぐらいは看病してあげたかった、そういうようなうれしい言葉もいただいたわけであります。  それで、事務長の話で、昼間の診療は行き届いているような説明であったんですけれども、これは私ごとで非常に申しわけありませんが、6月20日の土曜日の午後3時前、私、外から帰宅いたしましたら、孫が38.7度の熱を出して、抱かれることは恐らくないんですけれども、家内が抱いて、そして泣いていた。そしてかかりつけのお医者さんのほうへ電話を入れますと、岩出のほうに仕事しに来とんや、ごめんというふうな話でありました。それじゃあ、高野山総合診療所にというて電話したらしいです。小学生以下の子供はよう見ませんというて断られた。それじゃあ、こんなことしとったらいかんというのはどういうことかというのは、前の晩にパパが孫を連れて草むらに入ったために、足とか手をブトやというんやけど、蚊、何かそういうものにかまれて、足は両足が腫れ上がって、かゆいためにかいたもんでしょう、痛い痛いと言うわけですね。腕も何カ所、ほっぺたのとこも1カ所刺されていた。蚊に刺されて熱が出たんやったらこれは大変やぞと、僕はそういうように瞬間的に思ったので、これから橋本の市民病院に連れていこうと言うたんですけれども、緊急以外は診てくれへんでと、こんなような夫婦の会話です。  もし様子が変わったりしておかしくなったら、これどないするんやとどなりましたんですけれども、それじゃあと思って、隣のお医者さんの奥さんに電話を入れました。電話はなかなか出ない。そして夜になって電話をいただいたんですけれども、何か用事があったんですかと。こういう事情で電話をさせていただいた、それじゃあ主人がおりますからちょっとかわりますということで、遠隔指導を受けて、その場はそれで少し安心したんですけれども、水分をたくさんとらせなさい、鼻は出てますか、鼻は出ています、多分風邪だろうと思いますからという、そういう遠隔指導をいただいた。  保護者としてはやっぱりパニック状態になる。子供は今までそんな泣いたり、人に抱かれるということはかつてなかった子が、抱かれて泣いている。高野山診療所では小学生以下はよう診らんねん。何だか診れない先生がおられたとしても、何か対応ができなかったのかと、非常に悔しい思いをいたしたわけであります。  病院とか診療所とかというのは完璧でなかったらいかんというのは私の考えであります。我々素人であってでも、隣の子供が出血した、止血してあげなさい、熱が出た、こうしてあげましょうかという、その対応はできると思うんです。今までの経験から私はそう冷静に考えてそう思いました。しかし、高野の診療所においては、そういうことさえできなかった。非常につらい、情けない思いをしたわけであります。  それから、町長もいろいろと医者探しからいろいろ対応していただいているということについてのお話、以前からも聞いておる中では十分理解できるわけですけれども、いつも言われることは、全ては結果であると。全ては結果なんだということでありますので、その結果というのは成果が出てくるということでなかったら意味がないわけであります。  やっぱり高野山の診療所というのは、先ほど申し上げました外国人のお客さんが増えてくる、そして高野町の住人が年をとっていく、こういうことでありますので、ぜひ多機能診療所、今の診療所じゃなくて、一歩進めた診療所、入院施設10床ぐらいは計画してほしい、そういう話をしますと、スタッフがそろわないんだというようなことになります。スタッフぐらいはそろえてくださいよと、そうなってくればまた費用が要るんだという問題が上がってくるわけです。しかし、それでいいのかということも真剣にお考えをいただきたいと、このように思うわけであります。  自分の死にたいのは自宅であると。そして天寿を全うして、こんな理想的なことが果たして何件あるでしょうか。人間の死というものは必ず苦しんで、病に侵されて、そして医者の指導を受け、医者の治療を受けて、手を握ってもらって死んでいくというほうが多いのではないかと、こんなふうに思います。  しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、平素から自分の体に十分気をつけて、健康を保ちながら長生きし、長生きすれば枯れるように安楽死、これは一つの理想でありまして、心情でありますけれども、なかなかこういったことにはいかんわけであります。  やっぱり死にたい場所は、最初も言いましたけど、死にたいのは、病院で死にたいと老人は言うとるぞということに非常に意味があるのではないかと、こんなふうに思います。そういう意味におきまして、診療所を町長が言われます多機能診療所、そしてまた入院施設10床ぐらいは、一時預かりというんですか、永久入院じゃなくて、そういうことはできないかと、こんなふうに思うわけですけれども、その点はいかがでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員の御指摘の件でございますが、医療に関してとりわけ医師確保という点において今は突き進んでおるところでございます。  今のところ、届け出的に19床の診療所、そして17床休床で2床が救急対応ということでしておるんですが、現実2名の今の常勤の先生で入院の患者を迎えることは不可能でございます。24時間の救急、また入院患者を持つためには最低5名、院長を除いて5名の医師が必要でございます。それに伴って病棟に配置する看護師も出てきます。そうなってくるとかなり人件費等、昔議会等でも議論がなされたことだと思います。数億の持ち出し、これでいいのかという議論に再び流れていくというふうに思っております。  当然、医師1人当たり物すごい法外な年俸を払うのであれば、医師確保というのは非常にたやすいかと思いますが、この高野町に来ていただく総合医の先生を探すのは一苦労いたします。  今後、県立医科大学の地域医療学とか、そういった総合医的な先生がこの高野山に行きやすい環境を整えて、偏った診療科ではなくて、できる限り総合医が来れるような環境づくりをしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 現在、医者は2名、入院可能な施設にするためには5名の医師が必要になってくるというお話をいただいたんですけれども、いわゆるこれは前に町長も言われたんですけど、私の質問に対して、もう入院は本当に必要なのかとこのように言われてますね。これは確か26年12月の定例会の質問のときだったと思うんですけれども、常勤医師の確保、24時間救急医療体制は実現できていません。この時点では実現できていません。しかし、高野山では医療再生が大事だといいながら、この6カ月の間にはもうこういうことはできておりませんということをはっきり断言されているわけですね。  24時間救急と入院施設はもう難しいと。そしてその次に言われているのが入院施設は本当に必要なのかと。入院施設は本当に必要なのか。高野町民の方がこの文章を聞かれてどんなふうに思われたんだろうかなと、こんなふうに思うんですが、その結果はまだ耳に入ってきませんけれども。  この点については、以前と変わっていないとも言われております。入院施設は本当に必要なのかと。必要と違うんかという質問に対して、本当に入院施設は必要なのか。この点については以前と考えは変わっていないと、このように言われるわけでございまして、非常に残念であると。今の診療所の延長のような形で今後も行くんかな。運営委員会も開かれておるようですけれども、どういう話になっているのかな、そんなふうに疑問に思っております。  そのときの事務長の答弁にも、人員確保ができないために入院施設の稼働はできないと。人員確保ができたんであれば、入院施設の稼働もやってみようかというような意味合い、含みがあったんかなとこんなことにも思うんですけれども。とにかく人員がそろえば入院施設の稼働は可であると。町長の今の話では、やっぱり医者が5名以上おらんかったら不可能なのか。この医者5名をつくり、そして膨れ上がる経費の負担をどうするかというようなお話もありましたんですけれども。  いずれにせよ、ちょこちょこ聞くのには、救急車で病院へは送ってくれるんだけれども、夜間に、夜中になって、もう帰っていただいても大丈夫ですよということを話されると、伝えられると、帰ってこようにもタクシーがない。そして家族の迎えもできないと。送ってくれるのは救急車で送ってくれるけど、帰りは待っとってくれて連れて帰ってくれない。こういうようなことになりますと、やっぱり高野山診療所においてでも、長期入院じゃなくて、短期入院というんですか、様子を見る入院施設というのは必要ではなかろうかとこんなふうに思うんですけれども、その点について、今後もそういった短期に入院する施設をつくるというような考えはありませんかということをお聞きしたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員御指摘の今後の入院施設ということなんですが、昨年26年度の6月議会の初めての議会のときに、入院に関しては軌道修正させていただいたところでございます。この少ない医療資源の中で、また少ない財源の中で、今後どういった医療、福祉、介護が連携していくかということがやはりこの町の足らないとこをしていかなければならないところだというふうに思っております。予病という観点で、やはり行政はしていかなければならない。健康づくりに関しては、やはり時間はかかりますが、早期発見、そういったものに関してはすぐにでもやっぱり効果が出てくることだと思いますので、そのあたりは福祉保健の保健師の積極的な働きによって効果を上げてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  また、症状によって、今は救急救命士が現場でその患者さんの容体を診て、行き先を決めていただいておるという現状もございます。重症の場合は、必ず下の公立病院に搬送されます。下の公立病院も救急は必ず受けていただくというようなお約束もしておるところでございます。重症の疾患で高野山総合診療所に来て、その次に搬送されるというよりも、そのまま高野山総合診療所に来る時間を短縮して、大、中の病院のほうに搬送される。そちらのほうが救命率は高いというふうにも聞くところでございます。  いずれにしてでも、住民の方々、また来られる方々が、安心して暮らせるような体制づくりというのを今後もしていかなければならないし、毎日考えております。夢の中でも考えております。そういった中で、今後院長先生、また副院長の復帰なども考えながら対処してまいりたい。  いろんな要望等はあると思いますが、全ての住民の皆様にいい答え、100%の答えというのはなかなか難しいとは思いますが、全力で医療行政、福祉行政に関しては進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) いろいろ答弁いただいておるんですけれども、やっぱり質問で答えをいただきたいのは、現状の診療所ではなくて、もう少しこういった方向に持っていきたいという話を聞きたいんです。  例えば、先ほどから言うております10床ぐらいの短期入院のできるような施設、それには医者も要るんですよ、スタッフも要るんですよと言われれば、せめてそれに近い2床にしましょうか、3床にしましょうか。とりあえず1日、2日で帰ってこられるような患者をそこで診てあげるというような施設はできないのかということを申し上げたい。それについて、考えてみようかと言われるのか、あかんでと言われるのか、その辺のお話をお聞きしたいと思います。  確かに、救急搬送のほうも消防署の御配慮でスムーズに行くようになっておりますが、私も消防の救急車に一度患者輸送のときに乗せていただいたんですけれども、高野を出発して橋本市民病院までちょうど1時間です。その間、大丈夫か、大丈夫かと声をかけながら、無信号でみんながわきへ寄せといて、がんがん走るわけ、がんがんというてもスピードを出すという意味じゃないんですけれども、もう何の抵抗もなく走るわけですね。手を合わせておじぎばっかりしとるわけです、えらいすみません、えらいすみませんと、いうような気持ちで救急車に乗せていただいた。そして、市民病院までの時間がちょうど1時間。そういったことが短期入院というんですか、短期に病院にとどめていただけるならば、そういうこともなく行けるんではないかとこのように思うんです。  町長の先ほどの話では、回復率は下の病院に行ったほうがというようなお話もありましたですけれども、そういう大きな病気でなくとも、高野で処理をして、そして家へ帰っていただくというような患者さんもおられるのでありますので、そういったとにかくしんどいと言うたら、そこへ行ったら先生に診てもらって、一時預かってくれるというんですか、家族のように預かってくれる。診ていただける。そういうような施設にやってほしいなとこう思うんですけれども、それは難しい問題なんでしょうか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員御指摘の件でございますが、今後、あの高野山総合診療所の今の施設でできるいろんな可能性に関して考えてまいりたいというふうに思っております。  また、やはり医師を守る、医師の健康、また医師の勤務状況を守るのも行政でございます。決して使い捨てのような形にしてはなりません。働きやすい環境をつくり、医師みずからの健康管理もしていただかなければならない。それはやはり行政がきっちりと考えていかなければならないことだというふうに思います。  また、救急車で下の病院等に行かれたとき、帰ってくるときに車がない、また費用がたくさんかかったというようなこともよく聞きます。そういったことに対して、救急車のタクシーがわりに促進されるようなことがないように、いろんな形での補助というのを検討してまいりたいと思っております。 ○議長(所 順子) 﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 御答弁によりますと、ぜひとも短期入院というんですか、こういったことも考えてまいりますということでございますので、いずれか議会だよりによって町民の皆さんの目に触れることになろうと思いますので、ひとつ積極的にお考えをしていただいて、進めていただきますようよろしくお願いいたします。  先ほどから申し上げてきました現在の診療所じゃなくて病院、あるいは多機能を持った診療所の必要性というのは、町民のため、山外から来られる観光客のためには、そういう施設は必要だなということは町長のほうにおいても認識していただいたと、このように思うんですけれども、それでよろしいですか。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 2番議員御指摘の高野町の診療所の存在意義というのは、まずは住民の方々が安心して暮らせるように、また高野町を訪れる方々が安心して訪れるような体制を一つでもつくっていきたいというふうに考えております。  短期のベッド数の少ない入院の件はしていくという言動はしておりません。いろんな可能性を追求していきたいというふうに答弁しております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 残り時間9分です。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) ありがとうございました。  それじゃあひとつそういう方向で動いていただきますようよろしくお願いいたします。  時間もないということでありますんで、ちょっとこれだけお聞きしておきます。  常々町長は医師を探すことに怠ることなく働きますという言葉をよく使われるわけですけれども、先般、副院長の復活について、今年の4月1日から復職してこられるという報告をいただきました。ほかの議員さんのほうからも1週間、5日間ですかという、2日間ですかというふうな質問があったと思うんですけれども、あとで言い直しで1週間ぶっ通し来られますと、診療は2日、あるいはその他の仕事をされますというようなことでありました。  そして、27年度の職員の組織図をいただいたんですけれども、これにも確かに名前が挙がっております。そして、過日の委員会の席だったと思うんですが、4月1日から復職はしてきておられませんということを告げられました。  この復職をしてくるということについては、何人かの人が質問されておりましたが、私も復職してくることについて、健康的に大丈夫なんですか、大丈夫であると。それじゃあ、我々は就職していくのに医師の診断書を持ってきてくださいということがあるんですけれども、医師の診断書がついておるんですかといったら、ついておりますと。総合病院の主治医の診断書がついておりますと、間違いございませんという答弁をいただいて復職を期待申し上げたんですけれども、結果的には大きな空振りに至ったと。こういうことですので、もう少し真剣にこういったことについては取り組んでいただきたいとこのように思うわけでございます。  診断書を公開してくださいよということは、これは無理であろうと思います。閲覧ぐらいは可能なんでしょうか。その点をお聞きしたいと思います。 ○議長(所 順子) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  副院長の復職の件ですが、確かに当初4月復帰ということで進めておったわけですが、直前になりまして、御本人のほうから、またちょっと体調が悪化したということで、しばらくまた休職をされるということで、医師の診断書をつけて申し出がありましたので、引き続き休職となっております。  診断書につきましては、個人情報というところもございますので、公開、閲覧等は控えさせていただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 残り時間5分です。  﨑山君。 ○2番(﨑山文雄) 診断書の公開は無理であるということは私も承知しておりますが、どんな診断書が出てるんよという閲覧ぐらいは可能かなと思って質問させていただいたんですけれども、これも公開をしないという結論が出ました。  本日、いっぱいの時間をいただきまして質問させていただきました。町長におかれましては、質問の意図するところを十分お聞き取りいただきまして、高野住民の医療の件につきましては御配慮いただきますようよろしくお願いいたします。  また、観光客等につきましての病院の必要性、診療所の必要性というものは、必ずついてくるものでありますので、空気、水と同じように、しこって医療体制はできておりますと言えるような体制をつくり上げていただきたいとこのように思いまして、質問をこれで終了させていただきます。  どうか町長におかれましては、ひとつ十分伝えることができたかできんかわからんですけれども、質問の意図を十分御配慮いただきまして、今後の行政をよろしくお願いいたします。  以上をもって質問を終わります。 ○議長(所 順子) しばらく休憩いたします。  再開は1時からです。            午前11時36分 休憩            午後 1時01分 再開 ○議長(所 順子) 休憩前に引き続き、質問の通告がありましたので、発言を許します。  5番、中迫君。 ○5番(中迫義弘) 失礼いたします。  50日間にわたって実施された開創法会も無事大過なく終了し、以前の平穏な高野の町が戻ってまいりました。今回の一般質問に際しまして、開創法会に関連した質問1点と、ほかに2点質問を行いたいと考えています。  まず初めに、昨年の12月議会で質問した各地区多目的集会所等のトイレ洋式化について、その後の進捗状況についてお尋ねいたします。  次に、開創法期間中の夜間救急診療並びに病院所有の救急車の利用状況についてお伺いいたします。  3点目としまして、国道371号及び桜ヶ丘周辺の道路整備についてお聞かせ願いたいと思います。国道については、町当局で予算立て等の権限がないのはわかっておりますが、4月の開創法会開催に向けて大門から奥の院駐車場までの道路舗装は実施されましたが、路面が相当傷んでいるにもかかわらず、レストラン楊柳横から摩尼隧道間の道路整備が未実施になっている理由を聞かせていただきたい。また、桜ヶ丘周辺道路の部分的な補修はしていただいているが、傷みも激しく、大規模改修をお願いしたい。  後は自席にて質問いたします。 ○議長(所 順子) 上江福祉保健課長。 ○福祉保健課長(上江良幸) 失礼します。  まず、福祉保健課関係で御説明をさせていただきます。本年度予算で高野山多目的集会所で予算が23万3,000円の予算計上をしておりまして、内容につきましては、1階和室トイレ2基のうち1基を節水型の洋式トイレに改修する予定でございます。  それと、中の橋老人憩いの家についてなんですけれども、予算額が50万円でございます。1階1基の和式トイレを洋式に、そして2階の2基の和式トイレのうち1基を洋式に改修したいと思っております。ただし、中の橋老人憩いの家については、トイレ自体も古いために、ドア等の改修も必要かなと思っておりますので、その辺を考慮しながら予算50万円の中で考えていきたいと思っております。  改修の日程等についてはまだ決定はしていなんですけども、業者からの相見積もりによって業者を選定し、なるべく早く完成できるように進めていきたいと思っております。  以上でございます。お願いします。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今課長のほうから、大門の集会所については23万3,000円、そして中の橋の憩いの家については50万の予算がおりてるというお話を聞かせていただきました。予算がおりてるんだったら早急に工事に入っていただけたらと思います。急いでいただけたらと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  それと、以前の質問のときに、必要に応じて希望があればというような回答をいただいたと思います。それ以外に洋式化云々という、各課で要望はないかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 下総務課長。 ○総務課長(下 勝己) 失礼します。  5番議員様の質問について説明させていただきます。12月議会から後で集会所のほうからとか、要望とかは今のところ来ておりません。ただ、集会所は、今福祉保健課長が言われたように中の橋の老人憩いの家を含めて17カ所あります。そのうち洋式トイレになっているのは8カ所あります。残り9カ所は和式のみとなっています。その9カ所のうち、今言われました大門と中の橋老人憩いの家は今年度中に改修するということになります。  今後、12月議会のときにも説明させていただきましたけども、要望があればということで、要望があるところから計画的に改修できたらと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 今総務課長の答弁ですと、17カ所のうち8カ所は既に洋式化ということで、大門と中の橋と2カ所、9カ所のうち2カ所で、あと7カ所残ってるかなと思います。また予算の都合もありますけども、計画的に実施していただけたらなと思います。  やはり今トイレ洋式化というのは各家庭ではもう80%は超えていると思います。やはり集会所として使いやすいように持っていっていただけたらと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  それと、あと病院のことについてお願いします。 ○議長(所 順子) 中西消防長。 ○消防長(中西 清) 5番議員からの総合診療所関係の御質問に対し、事務長が御説明させていただく前に、私のほうから、開創法会期間中において当消防本部の管轄内で発生した救急出動の統計について、御報告と御説明をさせていただきたいと思います。  まず、50日間の開創法会期間中に発生した救急出動件数は80件で、78名の方を高野山総合診療所を含む医療機関に搬送し、収容しました。救急出動件数については、例年同時期の約2倍となっています。  救急出動件数の内訳としまして、事故種別で分類しますと、疾病などの急病が41件、不慮の事故としての一般負傷が17件、交通事故が7件、自損行為が1件、高度な医療行為を要するなどの理由により高野山総合診療所から他の医療機関に搬送した転院搬送が14件となっています。
     傷病程度別の搬送人員は、軽症が47名で全体の60%を占め、中等症が23名で全体の30%、残り10%の8名が重症となっています。また、出動はしたものの搬送を拒否したり、既に死亡が確認されたことにより不搬送となった事案が4件ありました。  なお、搬送人員78名を年代別に見ると、60代から80代にかけての高齢者が49名と圧倒的な多さを示していました。  傷病者の収容先医療機関につきましては、高野山総合診療所が開創法会期間中24時間体制で救急受け入れを行っていただいたことが効を奏し、51名の方を収容していただいております。管轄外の医療機関では、橋本市民病院へ17名の方を搬送、紀北分院や紀和病院、日赤、医大等の医療機関には10名を搬送しました。なお、この期間中にドクターヘリを要請して傷病者を搬送した事案は2件ございました。  さらに議員が御質問されている開創法会期間中の総合診療所の夜間救急診療の利用状況に関連する救急車での搬送人員についてですが、17時15分から翌日の8時30分までを夜間として捉えた場合、11名の方を総合診療所に搬送していることを御報告させていただきます。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  議員御質問の件です。開創法会期間中の夜間救急診療ということで、先ほど消防長のほうから救急の搬送状況を御説明いただいたところですが、私のほうから高野山総合診療所の受診状況について御説明をさせていただきます。  期間中は当診療所の医師だけでは対応できないということで、和歌山県立医大、公益社団法人地域医療振興協会、橋本市民病院、伊都医師会から、宿日直の応援医師を派遣していただいております。また、県立医大のほうから土日祝日のみですが、診療放射線技師9名の御派遣もいただいております。  この間の診療時間外の受診者数は125人です。そのうち53人が夕方5時から翌朝8時までの夜間の受診者となっております。ただ、夜間受診された方がいない日も23日間ございました。  救急車は49件、51名を受け入れいたしまして、そのうち29件、31名が診療時間外の受け入れとなっております。  院長のほうが参拝のお客様限定で急患の受け入れ状況を今、取りまとめておるところなんですけども、速報が出ておりますので御報告させてもらいます。  御参拝、観光のお客様だけの数字です。全国30都道府県と、外国からのお客様89人が受診されております。ほとんどが軽症のお客様で、歩いて診療所に来られた方が約半数いらっしゃいました。傷病で一番多かったのが外傷で34人です。そのうち骨折が7人、縫合処置した外傷が8人でした。  受診された時間帯を見ますと、朝8時から夕方5時までの昼間の受診者が68人、約8割です。夜12時から翌朝7時までの深夜早朝の受診者が7人となっております。  受信後の患者さんですが、一旦診療所で受け入れた後、橋本市民病院へ転送した患者さんが4人。医大へ転送した患者さんが1名、ほかの患者さんは帰宅、またはそのまま旅行を続けられたという状況です。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) ありがとうございます。詳しい説明をしていただきました。  ただ一つ、これ今回質問させていただいたというのは、ちょっと耳にしたんですけれども、﨑山議員さんも先ほど質問でちょっと言われてたんですけども、僕もちょっと聞かせていただいた件で、3歳の子供さん、お母さんが耳掃除をしておりまして、耳から出血をしたらしいです。たまたま金曜日の8時過ぎだったというのを聞かせてもらいました。金曜日ですので、50日間法会開催中でしたので、当直の医師もいてるということで、総合診療所のほうに出向いたみたいです。  そしたら、そのときの当直の先生が、私は耳鼻科の医者ではございませんので、耳鼻科がある施設をあっせんしますということで、和歌山市の救急医療センターかな、そこへ搬送、そこの親御さんが連れていったみたいです。そして、和歌山まで往復3時間かけて行ったにもかかわらず、向こうでの対応も、耳鼻科の医者が今日は当直ではないと。月曜日に近くの耳鼻科に行って診察を受けてくださいという返事だったみたいです。だいぶと人間的にできた家族だったのか、僕が担当というか、万が一行ってたら恐らくどないなってるんよと言うと思うんですけども、こんな事案もあったように聞いております。  それと、当直のお医者さん、これも実際はどうかわかりませんけども、理学療法士の先生が当直されてたこともあるというふうなことを聞かせていただいたんですけども、そこら辺はいかがなものでございましょうか。 ○議長(所 順子) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  先ほど2番議員からも御指摘ありましたけども、当直にお越しいただく際に医大ですとか、市民病院ですとか、いろんなところにお願いにあがって来てもらっているわけなんですが、うちのような小さな診療所と違って、大きな病院は専門家の先生がほとんどでして、自分の専門外の患者さんを診れないという方が確かにいらっしゃいまして、うちのほうも期間中、そこのところは大変頭の痛いところでして、御迷惑をおかけしたこともあるのは事実だと思っております。  それと、理学療法士さんが当直されたということはないです。全ての日、医師免許をお持ちのドクターの方が当直していただいております。  専門外の診療というところに加えて、特にお子さんの場合は、内科の先生ですとか、外科の先生でも、本来小児科じゃないのでちょっと診るのをためらわれるという方も多いようです。  うちの院長ですとか、蒸野先生等、自治医大の先生についてはそういうこともなく、とにかく一旦診るということで、診察した後、その後どこかを紹介するなりという配慮をいただいているわけなんですが、応援いただいた先生方には、中にはちょっと専門外なんで診れませんという対応をした先生もいらっしゃったようで、ちょっとそのあたりについては御迷惑をおかけしたということでおわびを申し上げたいと思います。  失礼します。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) わかりました。  80件救急があってということで、ただ願わくば当直の先生、総合医というんですか、耳鼻科でも何でも来いというのは難しいとは思うんですけども、耳から血が出たと、そして和歌山の救急センターを紹介してはくれたけどもすれ違いがあったというか、向こうでも耳鼻科がいてないんでという、そんなことは二度と今後ないようにしていただけたらと思いますので、どうか子供から大人まで安心して暮らせる町、やはり総合診療所は大事だと思いますので、どうか今後ともよろしくお願いしたいと思います。  最後に、建設課長のほうからお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 私のほうからは、国道371号と桜ヶ丘の周辺の道路整備についてでございます。  まず、国道371号線の件でございますが、1200年の記念大法会を迎えるに当たりまして、和歌山県のほうでは花坂地内でも改良を、そしてその後、矢立から大門までの間も相当な改良をしていただきまして、道もかなりよくなりました。そして、そのまま大門に入っていただきまして、ずっと議員御指摘の中の橋まで舗装もきれいになりまして、確かにそこでトンネルのほうに向かっては舗装が終わっておりまして、その舗装はスカイラインのほうに伸びております。  環状道路の整備をするに当たりまして、相当な急ピッチでトンネル工事、橋梁工事を進めてもらったわけなんですが、その中で短期間に効率よく工事を進めるということで、当初は山内をダンプカーが通るというようなことは考えてなかったんですが、どうしても急ぐということと、効率を考えた場合には、山内の中をダンプカーで土の運搬をというふうな事態になりました。  しかし、お客さんの多い土日であったりとか、ダンプカーも連続して3台連ねて走るというようなこともないようにというような打ち合わせもしながら、おととし、平成25年10月末ぐらいから山内のダンプの運搬が始まったと記憶しております。  そして、その際にはスカイラインの楊柳さんから2.8キロポイントですね。そこに土の仮置き場があったと思うんですが、そこに一度置いた土を山内を通って運搬したわけでございまして、その際にダンプカーが通るものですから道路が相当傷んだというようなことで、その区間の舗装をやり直してくれたというふうに聞いております。  しかし、議員御指摘の楊柳さんから摩尼隧道に向かっての道も相当傷んでいるということは認識もしておりますので、また県の方に要望いたしまして、できるだけ改良とか舗装等をやりかえてもらうように要望は続けていきたいと思います。  それと、桜ヶ丘周辺の道路整備でございますが、桜ヶ丘の分譲地が分譲されましたのは昭和56年からでございます。その後今まで三十数年がたっておりますが、一度に全部の道路のやりかえというのはやったことはないようでございまして、縦の1本であるとか、そのほか傷んだ部分の部分改修というようなことで今まで来ているようでございます。  しかし、相当その道も傷んでおりますので、また上司と相談いたしまして、予算の許す範囲内で、できれば部分改修じゃなくて全部の舗装ができればいいかなというふうには思ってございます。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) 国道371号線に際しましては、県のほうへも要望をまたしていってくださるということで、了解いたしました。  桜ヶ丘の件につきましては、あれは確か町が分譲して皆さんに販売したところだと思います。9番議員の桜ヶ丘の住宅につきましても話がございましたが、道路も非常に傷んでおります。町単独になりますので非常な莫大な費用もかかると思うんですけども、計画的に今後進めていっていただけたらと思いますので、どうかよろしくお願いしたいと思います。  どうもありがとうございました。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 5番議員御指摘の3点でございます。多目的集会所等のトイレ洋式化についてということで、平成26年第4回定例会で、私が、今後要望があった場合にその使用頻度、また必要性を聞いて対処してまいりたいと思っているということを答弁させていただいております。今後もこれに基づいて対応してまいりたいというふうに思っております。  また、総合診療所に関して、当直していただいておりました医師がちょっと専門外ということで、非常に御迷惑をおかけいたしました。申しわけございません。今後、先ほど午前のほうにも答弁させていただいたように、総合医の先生にできる限り来ていただくような環境づくりもしてまいりたいというふうに思っております。県立医科大学の地域医療学で勉強されておる先生が、また自治医科大学の先生が高野町立総合診療所のほうに来やすい環境をまずつくっていくということを考えていきたい。  それと、やはりこれからの議論になるかと思いますが、10年、20年かけて地域でこの先必要な人材もつくっていかなければならないというふうにも思っておるところでございます。  また、道路整備につきましては、課長が言いましたように371号に関しては県のほうに要望等をしてまいります。また、桜ヶ丘周辺の全面舗装になりますと、多く見て約6,000万近く要りますので、今後慎重に担当課原課と検討して、また議員先生方、また住民の方々と話をして、必要性があれば検討していくことに対して、検討するように原課にしていただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 中迫君。 ○5番(中迫義弘) どうも的確な回答をいただきましてありがとうございました。今後計画的に桜ヶ丘の道路整備のほうも考えていただけるということをお聞きしましてほっとしております。  以上をもちまして質問を終わらせていただきます。 ○議長(所 順子) 続いて、発言を許します。  3番、下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 議員になって初めて質問させていただきます。お聞きするのが聞き苦しい点もたくさんあるかと思いますが、どうか御容赦いただき、質問いたします。  私の質問は2点であります。平成25年度の台風時の対応復旧状況について。もう1点、高齢者の方が増加している中で、災害時の対応について質問させていただきたいと思います。  まず、第1点目の質問です。25年度の災害時、災害に遭われた住民の方々と全体住民説明会を開いたか。もし開いていないのならなぜか。答弁願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 私のほうからは、道路関係の災害復旧について御説明いたします。  平成25年の台風18号におきましては相当な被害がございまして、高野町全体でも67カ所、総額で3億円を超すような被害がありました。また、そのうち富貴・筒香のほうでも、うち25カ所、1億円ぐらいの災害の被害が発生しております。その災害復旧工事に当たりまして、地元の方を集めて説明会等々をしたかというような御質問かと思いますが、台風18号の後、被害状況を見るために道路管理、町道と林道を管理している建設課のほうでは、その後、明くる日から数日間をかけて、1週間から10日をかけて現場を見回ります。そして、町が直さなければならないという町道とか、町が管理をする林道というようなところを見回りに行きまして、被害状況を県のほうに報告、そしてその後補助金をもらえるように国の査定を受けるわけでございますが、何分台風等々の被害があった後、1週間ぐらいの期間しかなくて、その期間の間に報告をしなければならないというようなことで、見回るのは全部見回って、うちのほうでは完璧に押さえるところは押さえたかなと思っていくんですが、どうしても町が管理するところではないような私有地というようなところの災害もあって、そんなところは公費を使って直すわけにはいかないんですが、そのようなことの交渉とかは個々にはしたりするんですが、地域の皆さん全体を集めてこうこうこうですよというような説明をする暇もないというふうなこともあって、ばたばたの中で進んでおりますので、そういった皆さんを集めての説明会というようなことはちょっと、できれば本当はいいと思うんですが、開けてないのが現実でございます。 ○議長(所 順子) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長倉本文和) 失礼します。  産業観光課からは、農地、農業施設及び山林の災害復旧についての状況で説明させていただきます。  平成25年の台風時に住民の方に対して災害復旧事業の説明会をということですが、これは開いておりません。農地、農業施設及び山林の災害復旧事業は、国、県の補助事業をもって対応することを基本としております。先ほど建設課からも説明がありましたように、手続としましては急を要します。災害発生後、1週間以内に速報を、3週間以内に報告の確定を国、県の機関に出さなければなりません。以上のことから、面積や高さについて住民の方より2日以内に報告いただき、5日以内に申請していただくこととさせていただいております。  農地や山林は個人の所有物、財産でありますので、所有者の方が意思を持って復旧の申し出、申請をいただくことを基本としております。このような理由から、説明会の開催を町内全域で行うことは時間的な制約があり、大変難しい状況であります。  しかしながら、議員おっしゃられますように、周知は必要かと思います。今後、制度の内容について、広報、また折ある機会を通じまして、住民の方々に制度の内容、また申請の方法等、周知徹底を図ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今の両方の答弁を聞かせていただいて、まことに残念な答弁やと僕は思っています。確かに当局からしてみたら、事務的な手続、そういうことに関して説明されたと思うんですけども、私が住民の方から後で聞いて、いろいろと複雑な災害の問題だなと思っています。  そういう状況の中で、時間は確かに届けを出さなあかんとかいうのはよくわかりますが、住民目線に立ってみたら、やっぱりそういう複雑さというのが全然わからない状況なので、やはりわかってる、今おっしゃったようなことを住民の方に説明することが物すごい、私は重大なことだと思っています。そういう問題に対して、いま一度当局のほうの御見解をお願いしたいと思います。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) まず災害が起こった場所のことでは、地域の皆さんを集めて一斉に説明会をするというようなことは、もしかしたら無理かもわかりませんが、少しうちのほうでも反省点というようなところもありまして、まず被害に遭われた方は、町じゃなくて国のほうの補助事業でする災害復旧事業には該当しないというような場合でも、そのときにはうちのほうでは補助災害には該当しませんよというようなことだけの説明で終わっているときがあるんですが、そこが反省点であって、しかし補助災害では拾えないような災害であっても、個人さんの私有地の斜面のようなところの災害であれば、少し要件等々もあったり、個人負担というようなことも発生するかもわかりませんが、産業観光課のほうの治山事業であったり、県のほうでやってくれてる緊急砂防事業というようなことがあるんです。  実際台風18号が発生した折には、富貴のほうでも6カ所ぐらいから、うちのこの斜面、山の斜面とかはどうかならないかという御相談がありまして、それは補助災害では拾うことはできなかったんです。というのは私有地でありますから、できなかったんですが、県ともいろいろ相談した結果、県の事業で、今言いました緊急砂防事業というのがありまして、それには規模であるとか、斜面の傾斜であるとか、そこが崩れたら下に被害を受けるであろう民家が何軒あるというふうな要件が幾つかあるわけなんですが、そういったことがクリアできれば、事業は県のほうでしていただいて、個人負担というのは事業費の約1割程度を御負担いただければということもあります。  実際に6カ所あったうちで2カ所の方は、富貴の桑原のほうと中筒香のほうですが、2カ所の方はそれは了承というか、受けていただいて、直していただいたというようなことがあります。  そこで、建設課のほうでは補助災害では無理ですが、県のほうでこういったような事業がありますということはこちらのほうから、住民の皆様はそういったようなこともわかっていないようなことも多いと思いますので、できるだけ役場のほうから、これはだめですがこんなんがありますよというような、そういった御案内は徹底してしなければならないのかなというふうな反省はございますので、できることなら次のときからはそういったお勧めはしていきたいと思っております。 ○議長(所 順子) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長倉本文和) 農地、農業施設及び山林の災害につきましても、建設課の事業と同じように採択要件がございます。しかしながら、採択要件にかかわらず、災害が起こったときには申し出ていただくように、今まではあまりそういう経験がなかったもので、そういうところの周知徹底が不足しておったことは確かだと思いますので、何かあったらまずは一報を所有者の方からいただけるように、広報を周知、また強化していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 今まさにおっしゃっていただいたことが大事なことはわかっているんですけれども、なぜそれをもっと早く住民の方に公平な立場で伝えてやれなかったかと。このために私が質問させていただいている中で大事なことは、大枠なことをまず全体説明会、先ほどおっしゃった細かいことは、みんなの中で伝わりにくいとは思います。でも山林とか畑、町道、また県道、河川、町河川、県河川、そういう大まかな問題をまず住民の方に説明して、先ほどおっしゃったみたいな細かい点は個々に状況が違うので、災害に遭われた方々の、それをなぜ最初にもっと、少し落ちついてからでもしてあげられなかったか。今になって私が質問させていただいたときに、今おっしゃってももう2年半ぐらい今あれから立ちます。それは住民の方も切実な思いで不安になって、いまだに説明もされてないと。行政のほうからまだ一回も説明を聞いてないんやという、災害に遭われた人も実際にいてるんです。その辺を十分踏まえて行っていただきたいのと。  私がこの住民説明会にこだわるのは町政側にも責任がありながら、一番大切な住民説明会を開かなかったことが、あれだけの大災害にもかかわらず、当日、宿直の人以外、誰も職員は役場には全くいなく、職員に連絡しても役場に来れなかったという事実。住民の方々に対し、避難指示や勧告もできず、もちろんサイレンを鳴らしたが、消防の方も出動したときには何もできなかった状況。こういう町政側が事実、実態を真摯に受けとめ、住民説明会を通じ、災害の状況や今後の対策について、住民の方々と話し合うことが私は当然じゃなかったかと思いますが、答弁お願いします。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 議員おっしゃることは物すごく大きなことかなと思っております。私は建設課の者ですから、道路のことばかり、林道の災害復旧のことばかり申しておりますが、大きな問題として捉えております。  小さい建設課だけの問題であったら、その都度個人の方とは、全体の皆さんを集めての説明会というふうなことはできてないんですが、個々には結構いろんなところから連絡をもらって、道路に関しては対応したつもりでおります。しかし、そういったことではなくて、防災ということも全体を考えていろんなことで役場のほうも不備のないように努めていかなければならないのかなとは思っております。  以上です。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員の御指摘の25年度の台風時の対応、またその復旧状況についてという点でございますが、まず当時の雨の中、その当時の最善の方法で災害復旧に当たられたと思われます。今後、25年度の水害の経験をやはり糧として、次に起こる災害のためにやはりいろいろな点で役場も備えておかなければならないし、住民の方も備えてもらわなければならないというふうに思います。  まず、災害が発生しますと、やはり全町約137平方キロ内での災害がどこに発生しておるのか、全体的に見なければなりません。それを見るために職員もそのときにそろっておらなければなりません。ということは、災害が起きる前にあらかじめ職員に出てきていただく、招集するということも今後検討していかなければならないという状況もございます。  そういった中で、当然災害が起こりますと町がさわれるところ、さわれないところ、そういうところが当然出てきます。そういったところを、災害があって復旧、まずは人命第一で対処しまして、その後、復旧活動をしていく中で、役場としてどういうふうに進めていくかというのを、今後、災害が起こってはだめなんですが、起こると仮定して、そういうシミュレーションもしておく必要があるのかなというふうに思っております。  今後、防災の室もできたことですし、建設、また産業観光課、総務課、いろんな部署が絡んでくることでございますので、災害が起こったときにいろんな形で町民全員が公平な立場で災害に対して復旧されるように、町としても全力で考えてまいりたいと思います。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 確かに先ほどから町長が言っているように、災害のときの対応も大分変わってきたとは思っております。以前に比べれば、準備もなされ、変わってきたのは事実だと思っております。  しかし、どうしても個々に説明をすると必ず田舎のことでもありますし、あそこができてるのに何でうちできへんのやという問題は必ず出てくると思いますので、今後、必ずそういう住民の説明会の重要性を十分認識していただいて、町政の役割を果たしていってもらいたいと思います。  続いて質問にまいりたいと思います。先ほどからいろいろ話をさせていただきましたが、確かにあのときは急な増水であって、消防や役場の皆さんも災害に遭われた住民の皆さんのために尽力をつくされたとは思います。しかし、私は住民の方からは、いまだに町政側からの説明も受けてないという声もたくさん聞いています。  そこでお伺いします。いまだ危険な箇所でありながら手つかずの場所があるが、町政側がそういった住民の方々と話をし、一日も早く安心、安全に暮らせるよう、復旧に向けいま一度見直していただきたいと思いますが、答弁願います。 ○議長(所 順子) 山本建設課長。 ○建設課長山本剛久) 今議員御指摘の手つかずの場所というようなことなんですが、手つかずといえば手つかずの場所もあるんですが、そういったところはうちのほうで道路、林道に関しましては全部見回った結果でございまして、なぜ直せないのかというと、そこは私有地であったりというようなことから、公費では直せない部分が今残っているんです。それで、よく住民の皆さんからは苦情というか、うちのほうに連絡があるんですが、近隣のところと比べられて、あそこは直っているのになぜここは直らないのかというふうなこともよく聞かれて、聞かれたときにはうちのほうではできるだけというか、理解してもらえるような説明は担当のほうからしております。  それで、どういったことが起こるのかといいますと、建設課のほうでも理由があってそこはさわってないようなところがあるんです。例えばどういったことかといいますと、公が直さなければならないような部分であっても、その部分が崩れたところが表面だけですね。表面だけが崩れて、その後はそこに時間がたって自然に雑草が生えて、それで山が自然に戻れば大丈夫だと判断したようなところはそのままで置いておきます。しかし、その下に民家があったりとか、その下に全く町道があったりとか、町道の横の擁壁が倒れても、その擁壁は斜面の私有地の方のための擁壁ではなくて、擁壁をすることによってその下にある町道を守るというような意味から倒れた擁壁を直したりはするんです。そういったところでうちのほうの住民の方への説明不足もあるかもわからないんですが、明確な判断基準に基づいて、公費で直せる部分とそうじゃないところ、私有地のところを区分して判断した結果になっておるのが、うちのほうの現状なんです。  それで、そういった私有地のところは、では直せないのかというふうになると思うんですが、そういったときには、先ほども言いましたように、治山事業であるとか、県の緊急砂防事業というような県の事業というようなことがあります。確かにそれには結構厳しい要件があるんですが、そこをクリアできて、なおかつ個人さんの1割の負担ができるというようなことで了承をいただければ、私有地であっても直すようなことができますので、そういった方法もありますよというようなことにつきましては、うちのほうでもできるだけ住民の方にわかってもらえるように親切な対応は心がけたいと思っております。 ○議長(所 順子) 倉本産業観光課長。 ○産業観光課長倉本文和) 農地及び山林の災害でございますが、独自で現地調査を行いまして、また所有者から申し出られたものについても、現地調査を行いまして、災害発生箇所の状況把握には努めました。
     災害復旧事業の対象ですが、農地であれば現に耕作されておらなければなりません。地目が畑、田であっても、耕作放棄地などは対象とならないということや、家庭菜園等は対象になりません。農業用施設についても、適正な維持管理を行っているということが前提となっております。  また、山林の場合、災害復旧事業として採択されるには、その災害により人家の保全に影響がある、また公共施設保全のために必要であるということが条件になりまして、査定工事費も50万、また40万以上と決められております。いずれの場合も、災害復旧事業を実施する場合は、分担金を徴収しております。  今回の災害で現地調査をした結果、工事費が40万円に満たないという箇所や、また分担金が必要ならもうしませんということや、所有者みずから辞退した箇所もございます。  以上のように現地調査を実施した結果、災害で被害をこうむった箇所について全体を把握し、当課としましてはそういう農地及び農業施設、山林については、何らかの対応はとったと認識しておりますが、保全対象がない山の奥で崩れた山などは、どうしても直せないような状況でありますが、もしそういううちの課としましては、今漏れていると思われるところは把握しておりませんが、もしそういうところがあるのであれば、また今後現地調査を実施して、前向きに対処していきたいと考えております。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 先ほどからいろいろな話を聞かせていただきましたが、そういう話をとにかく住民の方にわかりやすく説明していただいて、先ほど言ったように、もう一度検討していただければと思います。  もう一つの質問に移りたいと思います。高齢者が増加している中での災害時の対応について。私は近年、人口減少が激しく、体が不自由で、ひとり暮らしのお年寄りの方が増えてきている状況の中、災害だけではなく、さまざまな問題を抱えているのは富貴、筒香地区だけではなく、他の地域の皆さんも共有されるところがあると思います。住民が安心、安全で不公平のない暮らしができるよう、町政側が積極的に先頭に立って住民の皆さんに寄り添った行政をしていただき、そして時には消防の皆さんや若い人たちの力をかりて対処・解決していくことが、これからの時代、必要ではないかと思いますが、最後に町長の答弁を願いたいと思います。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 3番議員の御指摘の、老人が増加している中で災害時などの対応、災害時も含めていろんなことに対して町がどうするかということだと思います。当然、公の立場としてできるところ、そしてしなければならないところ、またできないことというのはやはりあります。  先ほどの災害のことでもそうですが、やはり災害が起こる前からいろんな形で準備する。そして、起こればスピード感を持って対処していく。その後、役所としてどういった形で被災された方と接していくかということが非常に重要なことだと思っております。  ここで次からやりますという答弁をさせていただいても、この夏、秋に来ると予想される、もしかしたら災害に、機能しない場合もございます。でも、そういったいろんな可能性に備えておかなければならないというふうには日ごろから心がけておるところでございます。  今後、やはりその地域の人々、災害もそうですが、いろんな地域の方々のお話を聞くために、昨年と同様なんですが、毎年最低1回は各地区を回っていろんな話を聞かせていただこうということで、今年も座談会を開始しております。当然、全地域にまたがりますので、大体9月ぐらいまでに全カ所回れたらというふうに思っておるところでございます。  その中で、昨年いただいた宿題が、去年、また今年の予算に上がったり、またやはりこれはできないよというような回答もしなければならないこともございます。いろんな地区を回って住民と対話をしっかりして、できること、できないことというのをお互いに話をしながら解決してまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 下垣内君。 ○3番(下垣内公弘) 町長の思いが職員の方にも共有されますよう、何とぞよろしくお願いします。  初めての質問で皆さんにもお聞き苦しい点が多々あったと思いますが、今後新しい時代へ向かう歴史ある高野山のまちづくりを皆さんとともに考え、一方さまざまな問題を抱える過疎地域の住民の方々の声を町政側に伝え、実現できるよう頑張っていきたいと思います。  以上です。 ○議長(所 順子) 続いて、発言を許します。  8番、大西君。 ○8番(大西正人) 失礼いたします。  私のほうからの質問でございますが、その前に最後の質問になります。どうぞよろしくお願いいたします。  それでは、質問の機会を与えていただきましたので、ただいまより一般質問をさせていただきます。  1番目なんですけれども、高野町の教育環境についてです。昨年の9月議会におきまして、高野山中学校の改修、また小中一貫も含めお聞きをいたしましたが、その後、どういうふうにやっていったか、進捗状況でございます。それと、これからの教育環境についてお聞きをいたします。  2番目につきましては、通所リハビリテーションについてです。高野山総合診療所運営委員会の定例会、また臨時会というようなものの中での内容等につきまして伺っていきたいと思います。  それでは、1番目の高野町の教育環境についてをお聞きいたします。25年の3月議会では、私のほうから安心、安全な教育環境の改善についてということでお尋ねをいたしました。また、26年の9月議会においては、今後の教育環境についてという内容で質問をさせていただいております。  その最初の質問から2年と3カ月。そしてその後の質問から10カ月がたとうとしております。地盤沈下により支障の出ております高野山中学校の校舎を、今後どういうふうにしていくのか。また、小中一貫等を協議する委員会、協議会の立ち上げ等、どういうふうに進んでおるかということをお聞きしたいと思います。  あとは自席にて質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  先ほどの大西議員さんからの御質問でございますけれども、平成25年の3月議会で、そして平成26年9月議会でということでございましたんですが、本当に進捗状況ということで、高野山中学校につきましては、地盤沈下で、そして設計事務所等にもお聞きして、なかなか回答が来ておりませんということで一応は25年の議会からずっと継続して回答させていただいておりました。そして、26年の9月でも同じ回答になったわけでございますけれども、今年6月に、一番懸念されておりました中学校の玄関のゆがみ、それから昇降口の修理につきましては、一応修理をさせていただきましたということを御報告させていただきたいと思います。  ただ、昇降口に車いすで上る昇降口の傾斜があるんですが、それはちょっと設計ミスというんですか、非常に短く、本当だったらもっと長い傾斜がつくのか本来だったんでございますけれども、少し傾斜が短くて、車いすの先が当たったということで、今もう一度改修というか、工事のやり直しを進めているところでございます。  そして、玄関口につきましては、サッシのゆがみ等も直させていただきまして、現在のところ、全てというんですか、一番懸念されていたところにつきましては修理をさせていただいたということで御報告させていただきたいと思います。  もう1点、小中一貫のことでどうなっておるかということでございますけれども、1985年以降というんですか、2015年現在で和歌山県の人口が実は96万6,000人と。その中で自然減と申しまして、自然に老人になって亡くなっていく、あるいは病気になって亡くなっていくと、それに加えて社会減というのがございまして、この社会減というのはこの地区から他府県に出ていく、それが一番私ども当町といたしましても危惧しておるところでございますけれども、その社会減をどういうふうにして食いとめれるか。そして、それは小中一貫にどういうふうに反映させていくかということが課題かと思われます。  先日の6月18日の読売新聞紙上には、小中一貫校制度化ということで、教育法成立の記事が載っておったと思うんですが、これについて小中一貫が今後さらに加速していくものと思っております。その中で高野町はどういうふうに小中一貫を進めていくかということで、本当に問題が山積していることは事実かと思います。  小中一貫ということで、小学校と中学校をこの校舎の中で一つにやっていくという考え方もございますし、それから小学校と中学校が離れておってでも小中一貫という呼び方をする場合もございますので、今後いま少し時間を頂戴することができたらというふうに思っております。  当初は高野山大学の空き校舎がございますので、その校舎をお借りしまして、中学校の生徒、30名から40名が推移するということでお答えさせていただいておるんですが、その高野山大学の校舎をお借りしてという考えも実はありました。ところが文科省のほうにもそれを伺ってみますと、それは別に構わないということの回答も受けておったんですが、やはり町といたしましては、大学の校舎をお借りして、そして中学生をそのところで授業を進めるというのはいかがなものかという教育委員会の中での話も出ておりますので、もう少し時間をいただけたらというふうに思っております。  そして、教育委員会ではさらに今後の高野町の生徒が伸び伸びと、そして生きる力を蓄えていく教育をつけていくにはどうしたらいいかということをまず考えていかなければというふうに思っております。  加えて申しますと、震災の工事につきましては、天井の崩落の工事につきましては、高野山小学校は8月、そして9月に少し入ろうかと思います。そのことにつきましては、現在、高野山大学の体育館をお借りして、そして小学校の授業に間に合わせると。どうしても8月の休み中には工事が完了しないということでございますので、一応現在のところ、金剛峯寺のほうにもお願いを申し上げまして、大学の体育館をお借りするということで、授業の穴埋めをしたいなというふうに考えております。  そして、富貴中学校の天井の崩落につきましては、11月に工事がずれ込むかというふうに思っております。非常にもったいないといったら、富貴の体育館は非常にもったいないですけども、これは耐震事業の一環としてしなければならないということと。  それからもう1点。教育用のパソコンのタブレット、これにつきましては、夏休み中に終了をする予定でございます。昨日も中学校で研究発表会がございましたので、一応先生方にはそういうタブレット化が進んでいるということも御報告させていただきました。ですから、子供たちがみずからの疑問について深く調べたり、そして子供同士で議論や発表をしたりすること、そして自立した学び手として子供たちを育てるための教育活動を展開する上では、ICTは一層重要になるんじゃないかなというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) たくさんのお答えをいただきましてありがとうございます。  先に校舎のこれからの方法といいますか、どうするかということをお尋ねしたんですが、お尋ねの中で、前回のときには校舎を安全なものに修理、修繕するとすればどのような方法があるかというようなことも尋ねておるが、回答が返っていないというようなお言葉をいただきました。そして、今生徒が使用している、出入りしているような場所ですが、一応ゆがみとか昇降口とか、付近のサッシであるとか、そういうものの修繕はしたということです。しかしながら、根本的なものが解決されておりません。表面的に修繕して直ったというようなお話であると思います。  私が一番10カ月ほど前になりますがお聞きしたのは、その基礎工事のときにくいが何十本か打たれておって、それは図面どおりにできておると。しかしながら、今の状況を見ると基礎の部分とくいを打ったところの部分が空洞になっておったりして、それがどのぐらい危険な状態であるのかと。危険度調査、体力度調査ですね、そういうものをしていかなければいけないんじゃないですかという質問を2年3カ月前に、そういうこともしていかなければならないと思っておりますと、当時の教育長がお答えになっております。そして、それが10カ月前でありますが、そういう回答がまだ返っていないということでありましたので、今回もう10カ月たちますから、そういうものがどういう状態であるかというような調査の報告をいただきたかったということでございます。  そして、それによって、教育委員会でこういうことであるから早く方向を決めなくてはいけないとか、こういう修理、修繕方法がありますと言ってるんで、金額もこのぐらいかかりますが、どういたしましょうとか、前に進んだ議論が全然なされていないように思います。  もう一つは、小中一貫のことでありますが、小中一貫をなぜ一緒に議論をしていかないけないかといいますと、校舎のことがあるから余計それを、小中一貫をどうするのか。本当は校舎関係なしに小中一貫をどうするかを本当は議論しなくてはいけないんですが、これからの高野町の教育にとってですよ。けれども、状態が今、校舎がどういう状態になっているかわからないというところで、それもにらんだ上での両にらみで考えていかなければいけないというような状況になっておるんで、両方をお聞きしておるということでございます。  小中一貫に関しましては、教育委員会のほうでもいろんなところ、中学校の授業を大学のほうでしてはどうかとか、いろんな御議論があるようでございます。非常にいいことだと思うんですけれども、まず校舎の安全性を設計会社のほうに頼んだというところはどういうふうに進んでおるんですか。その内容をもう一遍聞かせてください。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  調査につきましては、非常に金額的に張るものだということで、現在のところは調査報告は本当にまだ参っておりません。その中で、少しでも生徒に、表面上といったらおかしいですが、玄関口を少し直して、かなり玄関を直すには空洞になってたということも私も伺っております。その80本あまりのくいがどのようになっているかとかいう、いわゆる詳細については私も実はまだ伺ってないんでわかっておらないんですが、これはぜひやっていきたいというふうに思います。ただ、それは今大西先生が言われたように、小中一貫の中で中学校の校舎をそうしたら今後問題になってくるんですが、中学校の校舎を新たに建てていくのかとか、そういうことにも発展していくかというふうに思っております。  といいますのは、調査の結果、これはそしたら非常に苦しいですよ、厳しいですよという回答が参ったときに、またそこで考えなければならないということもございますし、いま一つはやはりこの中でいかに考えていくかということが議論になっていこうかというふうに思っております。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今年の入学式のときでした。4月にあったんですが、教育長も行かれていたと思います。そのときに高野山中学校の校長先生ですから、某校長といってもわかるんですが、今この校舎の中で生徒が学校生活を送っていますと。毎日この建物の中にいるんですと。そういうふうにおっしゃられておりました。やはり前任の校長先生からそういう内容を聞かされて、やはり自分の管理責任というものを重く受けとめておられるんではないかなというような感じを受けました。ですから、これをどういうふうにするかということは、教育委員会関係者、または町長にも十分な御議論をいただくような責任があるんではないかというふうに思うわけです。  ですから、耐震の工事はできておるんですけれども、地盤沈下による基礎部分の強度がどうなのかとか、またそれに伴い校舎をどうしていくかということとあわせて、小中一貫、また統合とか、そういう施設を建設する、またどこかの施設をお借りして教育をするというようなことにつきましては、教育委員会の中でしっかりと議論をしていただいて、そして委員会とか、協議会とか、そういうものを立ち上げて、きちっと計画を立ててやらなければ、いつまでたっても進まないような気がするんです。  そういうことに対して、教育長、また町長の答弁をいただきたいと思いますが、お願いいたします。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員のお尋ねであります中学校の校舎、数回にわたってこの問題に御質問していただきますことに改めてお礼申し上げます。  まずは、あの建物が耐震化はされてます。しかし地盤沈下をしておるというところで、それが危険かどうかというのを早急に調べる必要があると思います。そのあたりで教育委員会のほうから工事関係者のほうに調査せよということでしておると思うんですが、やはり中で生活しておる、学んでおる中学生、また教員の先生の安全が第一でございますので、またこの議会が終わってから、教育長、また次長を通じて工事関係者にきっちりと今の状態がどれぐらい危険なのかというのをしっかりと回答を得たいというふうに思っております。  また、校舎の状況で小中一貫というような議論になっちゃいますと、少し後退ぎみなような感じもしますので、私自身がこれは言及するのはあまりふさわしくないと思いますのであれなんですが、高野山である、高野町である特色のある教育ということで、全国からも注目を浴びるような形にしていただきたいような気がいたします。  また、今月の17日の参議院の本会議で学校教育法が改正されて、2016年、来年の4月から義務教育の年数等が、トータルは変わりませんが、配分等が変わってくると思います。あとは特色のある教育というところで、教育長、教育委員長、教育委員さんにいろんな議論をしていただいて、提案していただきたいと思っております。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 町長の御答弁もいただきました。教育委員会と、そしてまた行政の長というところで、意見を言いにくいところもあると思うんですが、やはり最終的には予算というようなことも絡んできますので、町長と教育長というところのお話し合いも必要だと思いますので、その辺はお二人でまた必要な部分をお話をしていただきたいと思うわけですが。  学校通りという地区を考えたときに、小学校があり、大学があります。その地区に、これははっきりした話かどうかわかりませんが、皆さん住民の方がいろいろ言われているところでは、金剛峯寺が別の施設を考えているという話も出ております。まさに文教地区ではないかと思うわけです、学校通り。今は小中一貫というものを制度化にもなりまして、含めた取り組みについて教育委員会でお話を、議論をということなんですけども、今後につきましては、こども園から大学まで含めた高野町独自の教育体制、そういうものを金剛峯寺、高野山学園の関係者とも話し合うようなことも考えていかなければならない、そういうときが来ているのではないかと思いますが、そういうことに関しまして教育長のお考えといいますか、御見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(所 順子) 角濱教育長。 ○教育長(角濱正和) 失礼いたします。  先ほど大西議員さんのほうから御指摘のありましたいわゆる高野町独自のということで、実は私が一番考えているのは、せんだっても学校の先生にもお話しさせていただいたんですが、実は学校の先生が生徒と挨拶を、おはようという言葉から、朝の一言だけでも英語でしゃべれるような学校にしたらどうですか。今日はいい天気ですねという、それも何でも結構です。先生方が生徒に英語で話しかけていく、そういうスタイルの学校は非常におもしろいなと。  といいますのは、実は他府県のことで申しわけないですが、三重県の学校でそういうことを行うことによって、管外というんですか、学校区域外からの生徒が、その学校は八十何人の学校ではございますんですが、そこから入学生が14人しか本来は入ってこない。そこのところに24人入ってきた。なぜかといいますと、それは英語教育に力を入れたということをお聞きしまして、私、おもしろいなというのは、先生が一言、それこそ朝の一言だけでいいんですけれども、おはようという英語を、英語の先生じゃなくて、体育の先生がおはようと言ってもよろしいという、そういうふうなおもしろい取り組みをしてみたいなと。  といいますのは、実はALTのスティーブンという外人の先生がいらっしゃるんですが、この先生が実は今年の4月からボランティアで4年生、5年生、6年生の児童を対象にボランティアで、本当に日常会話を放課後やっていただいているんだそうです。それには高野山小学校の生徒たちが何人か、二十何人ですか。4、5、6年の生徒がそれだけ集まったと。そして非常におもしろいんだということをお聞きいたしまして、私はああこれだということで、まず中学校の先生でもまだそこまで英語のALTをつけるまではいっておりませんので、まず先生からおはようでも、今日いい天気だねとか、そういう言葉を一言会話というんですか、それを進めていけばおもしろいかなと。そしたら、高野山に特色ある教育というのができるんじゃないかなと。私の思いばっかりで申しわけないですが、そんな思いをしております。  以上です。 ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 今高野町独自の教育というところで、教育長のほうからも英語を通じたそういう高野町の教育もどうかなというようなお話でございました。ALTのスティーブンという先生、私もよく知っております。なかなかシャイな先生で、ちょっと気恥ずかしそうに挨拶をしてくれます。そういう方の力もかりて、今後高野町の独自の教育というのもしっかり考えていただければと思いますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。  やはり危険度調査を早急に、早くしていただきまして、高野町の教育のあり方、将来の教育環境をまず教育委員会のほうで議論をしていただきまして、子供たち、また保護者が安心できるしっかりした教育環境を整えていただきますようによろしくお願いいたします。  1番目の質問につきましてはこれで終わらせていただきます。  2番目に移らせていただきます。2番目は通所リハビリテーションについてでございます。これは3月議会で高野山病院の後、高野山総合診療所となりましたが、その2階を機能回復、リハビリのために活用できないかと質問をいたしました。その答弁の中で、通所リハビリテーションを検討していきたいというような答弁がございました。まさに我が意を得たりといいましょうか、しかしながら、これにつきましては施設基準とか、医療従事者の問題など、数々の難題があるようにも思います。  そのときの質問後に、総合診療所の運営委員会がその後に開かれて、通所リハビリテーションのことも話されていたと全員協議会でも伺いました。町長も答弁の中で、運営委員会がこの後臨時で何回か開催されていくと思うというようなことでございましたが、今後、その後に開かれた定例の総合診療所運営委員会、また臨時会がありましたら、その内容をお聞かせいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼いたします。  8番議員御質問の通所リハビリテーションについてでございます。3月にも話が出ましたとおり、2階の活用については、診療所化になった後、19床のうち17床休床ということで有効に活用できないかということで、以前は総務課を中心にいろいろ検討をいただいてたわけなんですが、結論に至らなかったということで、診療所独自で何か活用できないかということで検討してまいりました。その中で議員おっしゃるような通所リハビリテーション、デイケアというふうな仕組みがふさわしいんじゃないかということでずっと検討してまいりました。  まず、通所リハビリテーションというのは、病気やけがで入院等をされた方が、急性期が終わって退院された時点で自宅に戻りたいんやけども、戻ってみると今までできていたことができないですとか、足、腰衰えて今までどおりの動きができないと。自宅での日常生活に支障を来すということが結構多いようです。そのときに、リハビリテーションという機能回復の訓練をして、自宅で療養生活ができるような体力を戻していただくというふうな仕組みです。  その中でも通所リハビリテーションというのは、診療所ですとか、老人施設で通っていただいて、昼間短いものでしたら1時間ぐらい、長いものでしたら6時間、1日、お昼を挟んで1日というふうな形で、プログラムを組んでリハビリを行うという仕組みです。  高野山病院、今診療所ですが、高野山病院のころ2階にリハビリ室というのがありました。以前、いらっしゃった整形の先生が中心になってつくった施設で、結構利用される方がいらっしゃって、そのとき整形の先生もいらっしゃったということで、整形の診療とその後のリハビリということでかなり活用されてて、患者さんも増えてたというところでした。ただ、整形の先生、派遣の先生でしたが異動になられたということでいなくなって、その後、リハビリについてもあまり利用されていないというのが現状です。ただ、部屋はその当時のまま残っておりますので、何とかその部屋を中心に活用して、通所リハビリテーションを始められないかということで検討させていただいております。  議員おっしゃったとおり、平成26年度の3月の高野山総合診療所の運営委員会のほうに事業の実施について検討していますということで御報告をさせていただきました。その後、4月、5月については開創法会ということもありまして、ちょっと十分な協議とか検討ができておりませんでしたが、6月に入りまして、診療所のスタッフで、橋本にあります紀和病院というところで紀和リハビリクラブというところがあって、そこで積極的に通所リハをされているということで、院長初めスタッフで見学に、視察に行ってまいりました。そこで施設の見学と地元スタッフの方と意見交換を行って、高野山総合診療所でするとしたらどういう仕組みがいいのかですとか、施設の基準ですとか、どういう施設を整備する必要があるか等について、ちょっと意見交換を行ってまいりました。  結論としましては、現在のリハビリ室と、あと周辺の廊下を挟んで向かいにあります病室等々を少し改修すれば十分使えるんじゃないかということで、7月、来月中にはその施設の改修にはお金が一体幾ら要るんやというところとか、あと器具等も多少購入する必要がありますので、器具の購入費が幾ら要るんかと。あと施設基準の中で満たすべき人員というのがあります。医師については現在の院長と蒸野先生、二人の兼務という形で対応できるということですので、あと理学療法士さん、あと介護福祉士、看護師等の配置をどうするかと。新たに採用するんであればそれの経費もかかってきますので、その辺の経費を含めて、経費が幾ら要って、1回需要がどれぐらいあって、最終収入がどれぐらいあって、収益どうなるんやというところの収支の見込みを7月中に検証したいと思っております。  今後のスケジュールですが、その後、8月には事業計画書案をつくりまして、先ほど出ました高野町立高野山総合診療所運営委員会のほうに提案をいたしまして、事業化に向けた検討を進めたいと思っております。  そちらのほうで検討を進めることと並行しまして、できれば必要があれば理学療法士さんですとかの採用というところも同時に進める必要があるかなと考えております。できましたら9月議会のほうで運営委員会での検討の結果等を御報告をさせていただいて、施設の改修にかかる設計業務の予算等を補正予算として計上させていただけるようなスケジュールで進めればなと考えておるところです。  そして、11月、12月には28年度の当初予算に改修にかかる経費ですとか人件費等の予算を盛り込んだ最終の事業計画という形でまとめ上げたいなと思っているところです。  その後、3月議会、新年度予算の御承認をいただいた後は、4月以降、施設改修業者の選定ですとか、着工、備品購入、職員採用、その後職員の研修ですとか、サービスの利用者の募集等を始めて、できれば平成28年の8月、9月あたりで事業サービスの提供ができればなと考えているところです。  現状、検討を進めている中で今はその段階なんですが、この中で一番課題になってくるのが、2階の改修に当たって、現在厚生局に届けております有床診療所の19床、うち17床休床、2床運用という形で現在届け出をしているわけなんですが、施設をさわるとなりますと、その17床休床部分を一部廃止、または2床を残して17床廃止するというふうな手続が必要になってくるかなと考えております。そのところもあわせて今後検討を進めてまいりたいと思っているところです。  以上です。 ○議長(所 順子) 大西君。 ○8番(大西正人) 今伺いましたが、順序だって3月に最終の予算案も審議する、していただくというぐらいまで考えておられるようで、28年といいますと、秋ですか、秋ぐらいに議会の承認が得られれば、この通所リハビリテーションを開始していきたいというような御答弁であったと思います。  また、6月にはもう診療所の院長先生とスタッフで紀和病院のほうにどういうものかというものを視察に行かれたというようなことも済まされているようでございまして、結構中身が進んでいるように思うんです。  私が3月に質問をいたしましたときには、施設のほう、これは今も御答弁をいただきましたが、前のリハビリに使っておった部屋とか、向かいの部屋を改修することによって何とかクリアできるんではないかというようなお話であったと思います。  やはり一番問題になるのは医療従事者といいますか、そこでリハビリを行っていただく医師の方、または理学療法士、または1年間の経験を有する看護師というふうなことになると思うんです。そういう体制ができれば介護保険の請求ができるということで、その体制が必要ということなんですが。  今年総合診療所に勤務していただくようになりました看護師さんの中には、助産師の資格を持たれて、またその経験を有する方もおられます。人員基準中の経験といいますのは、通所リハビリテーション、もしくはこれに類するサービスに1年以上従事した看護師というふうなことになっておりますが、高野山総合診療所の中には今は該当する方はいないのでしょうか。 ○議長(所 順子) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  基準だけを見ますと、例えば紀和病院さんですとか、山本内科病院さん等のリハビリを行っている施設に1年以上勤務した看護師は、現に今診療所にいるんですが、よくよく見ますと、実際その事業に従事していたということが書かれておりまして、保健所に確認しますと、それは従事していたというのが前提ですという話ですので、現時点でその基準をそのままクリアできる看護師というのはおりません。  ただ、研修等を含めてその基準をクリアするという可能性はなくはないんですが、いろんな先日の視察の際にもいろいろ話を聞いたんですが、経験を有した看護師で施設基準自身はクリアできるんですが、実際にリハビリを行うに当たって、個々の患者さんに応じたリハビリのプログラムを組んだりですとか、リハビリのサービスを始めるに当たっては理学療法士さんがいるといないとでは大きな差があるので、できるものであれば雇用、常勤でなくても大丈夫という基準ではありますので、雇用する方向で検討を進めたいなと思っているところです。失礼します。
    ○議長(所 順子) 8番、大西君。 ○8番(大西正人) 当総合診療所に勤務の看護師さんの中にも、そういう施設を有するところで勤めておった方もおるということでございますが、しかしながらそこの事業のスタッフというようなことではなかったということですね。ちょっとそれには当たらないというようなことだと思います。  人員のほうはやはり実施いたすとしましたら募集ということになるのかもわかりませんけれども、いろんな多方面のことを考えてしっかり進めていかなければならないんですけれども、今私の前に、先輩議員の方が質問された中にも、入院ができるようなことをやはり期待されておるというような住民の方が結構おられるというようなことでもありましたので、この2階を活用しますと、そういうことがもうついえてしまうというようなことになるのか。または2床でも活用できるというようなことになるのか。西側の新しい病棟といいますか、今ベッドは取り除いておりますが、それをまた新しく申請することによって入院もまだ可能性があるということなのか、その辺の両方の関係性というものをどうお考えでしょうか。その辺の御答弁をいただければと思います。 ○議長(所 順子) 中尾診療所事務長。 ○診療所事務長(中尾 司) 失礼します。  施設基準につきましては、現在19床の有床診療所で17床休床ということで、2床での運用となってます。その2床につきましては、今回、まだ素案の段階で実施設計等にはかかっておりませんが、いろいろ話をして相談する中では、今運用している2床についてはさわらずにおこうということで今進んでおります。また、施設基準の変更の届け出が必要になってくるんですが、その際には、本当に今の2床、今の場所でいいんか、ほかの場所がいいんか等を含めて、ちょっと院内で検討していきたいなと思っております。  もちろんその17床の廃止につきましては、診療所だけで判断できるものでもございませんので、運営委員会を初め、皆様方の意見をいただきながら検討を進めたいと思っているところです。失礼します。 ○議長(所 順子) 平野町長。 ○町長(平野嘉也) 8番議員の御指摘の通所リハビリテーションについてでございます。スケジュールについては、先ほど診療所事務長のほうから説明がございましたとおりでございます。今後、あの2階を早期にどのような形にしてでも人が集まってくるようなこともしなければならない。今まさに全くここ数年、あの空間が動いていないという状況でございます。24年4月から病院から診療所へ形態を変更して19床になって、実質は2床だけの活動ということになっております。その後にそこが住宅になるとか、そういったことがいろんな形で議論されてきたと思いますが、金額的な面、あと建物の耐久性等、そういったもので断念されたことだというふうに思っております。  しかし、今後、せっかくあるあのリハビリ室、またその横にあります特殊浴の部屋とか、そういったものをしっかりと今以上に整えて、いろんな方々があそこに集まってくる、リハビリをするというような空間もつくっていきたい。  当初、病院から診療所にするときに、どのような診療所でいくか考えなさいということで、当然、あの2階でリハビリをして、そこでお昼の食事もしたり、また運動もしたり、極端に言えばカラオケもしたりというようなことができたらなというようなこともありました。そういった中で、今のあの診療所の2階の施設、診療所全体ですが、持ち得る可能性を最大限に生かして、診療所の今現状、院長先生、また休んでおりますが副院長先生、蒸野先生の目指す地域医療というものをしっかりと院内で検討していただき、それを運営委員会、また検討委員会で煮詰めていただいて、そしてまた議会の先生方に御相談していく順序で物事を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(所 順子) 残り時間12分です。  大西君。 ○8番(大西正人) 町長の答弁の中でも24年の4月から19床のうち2床だけを残し、17床休床のまま今活用されていないこの2階の部分を、町民の皆さんに有効に皆さんに来ていただけるような施設にというようなお話の中で、今通所リハビリテーションというものを診療所、また関係団体において、関係所において考えておるということでございます。  最初、この2階の活用に当たりましては総務課のほうで予算を持たれて、ほかの外部の方のコンサルタントですか、そういうところにも考えていただいて、いろんな案が出ておったようなんですが、もう今は総務のほうから診療所のほうにそういうものが移されて、診療所の中で大分検討されておって、こういうような方向性が出てきたと思います。そして、それを運営委員会でまた議論を重ねていくというようなことになり、それがまた議会に上程されてくるんだろうと思います。  今後、この通所リハビリテーションにつきましては、クリアしなければならない問題が多々あると思うんですけれども、町長はもとより、担当されます方の熱意というものが周りを動かして、またよい方向に導いていくのではないかと思いますので、実現に向けて本気の取り組みといいますか、今聞かせていただいておったら、もう診療所の院長を初め、スタッフの方で紀和病院のほうも見にいっておるというようなこともございます。本気の取り組みをしようというようなことが感じられますので、そういうところを早く実現に向けてといいますか、議論をしていくように切にお願い申し上げまして、これで私の今回の質問を終わりたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(所 順子) これで一般質問を終わります。  日程第2、議員派遣の件についてを議題とします。  議員派遣の件については、会議規則第120条の規定により、お手元に配付しましたとおり議員派遣を行います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、議員派遣の件については、配付のとおり決定しました。  日程第3、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下、委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査等とすることに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会したいと思います。  これに御異議ありませんか。 〇議員(「異議なし」) ○議長(所 順子) 異議なしと認めます。したがって、本定例会は本日をもって閉会することに決定しました。  閉会に当たり、町長の挨拶をお願いします。  平野町長。 ○町長(平野嘉也) 平成27年第2回高野町議会定例会閉会に当たりまして、一言御挨拶をさせていただきたいと思います。  まず、多数の議案、一般質問、ありがとうございました。私、町長にならせていただきましてようやく1年がたとうとしておるところでございます。本日の答弁でも言わせていただいたとおり、寝るときも、便所のときも、夢の中にも、皆様議員先生、また職員、後ろにいらっしゃる傍聴の方、町のこと、毎日のように夢に出てきております。朝になったらじゃあこないしようというような結論に至るようなこともございます。いろんな方々の支えで前に進んでいけることだと思っております。どうかこれからもいろんな視点から御指導、御鞭撻のほどよろしくお願いいたします。  また、本定例会に7名の新人職員の研修ということで、第2日目の本会議に傍聴出席させていただきました。まだレポートは書いていただいておらないんですが、職員からは日ごろ見えない部分が見えた、また議会の議員先生が見る書類でありますので、もっとしっかりと点検もして、職務につかなければならない、またそれぞれの担当課長を見て、日ごろこういった仕事をしてるんやなというようないろんな感想を持っております。  当然、職員は仕事中、なかなか傍聴には来れませんが、必要に応じては勉強する意味でも、また議員先生のいろんな発言を耳にする中でも、傍聴というものは大切なものなのかなというふうに感じました。  今後もいろんな形で職員研修ということで、議員先生にもお願いすることがあるかもしれませんが、そのときはよろしくお願いしたいと思います。  町以外で申しますと、地方創生のこともこれから本格的に始まります。本町におきましてもプレミアム商品券、まだ6月の終わりまで販売期間がございますが、まだ約半分近く、購入したい方がいらっしゃいますがまだ来られておらないというのが現状でございます。今後、担当課も含めて、いろんな形で完売するように努力していきたいと思っております。  また、7月に入りますと全国の野球大会も始まります。職員もそうですが、また議員の先生方、また商工会、また金剛峯寺の方々にもいろいろと御出仕してもらわなければなりませんので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、先日のブドウですが、本日朝、どういう状況か見てきました。葉っぱがかなりの確率で鳥獣に遭っておりますが、食べられた分、その分新芽も出てきて、すくすくと元気に根づいてきておるということを報告したいと思います。  秋には、9月議会中かもしれませんが、秋の国体がございます。デモンストレーションで3B体操、公開競技でゲートボール、この本町で開催されます。まだまだ高野町内が国体に向けての雰囲気づくりというのがまだまだもう少し必要かと思いますので、情報伝達等を含めて国体に関する雰囲気を盛り上げてまいりたいというふうに思っておるところでございます。  また、当初にも言わせていただきましたが、秋に向けてコンベンションの誘致、また教育旅行の誘致等に一生懸命動いてまいりたいと思いますので、そのあたりのところも議員先生の御協力、また御指摘等もしていただけたらというふうに思っております。  当然、診療所のことも院長、副院長、またほかのいらっしゃる蒸野先生等初め、いろいろ議論して前に進めてまいりたいと思います。  いろんな課題が山積する高野町でございます。当局も一生懸命頑張りますので、議員先生方にもいろんな形で力をかしていただけますことをお願いいたしまして、閉会に当たりの挨拶とさせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(所 順子) これで平成27年第2回高野町議会定例会を閉会いたします。  長時間、大変お疲れさまでした。傍聴の方々も長時間御苦労さまでございました。  以上をもって終わります。            午後 2時56分 閉会   この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する   平成27年6月23日   高野町議会   議長   所   順 子   議員   中 前 好 史   議員   大 谷 保 幸   議員   大 西 正 人...